2009年12月28日

三ツ星キッチン『リストランテ』

 すーっごく今更なのですが。感想、観たので書いておきます。
 本当は、観た当日にでも書いておけば、宣伝にもなったのですが。申しわけないです。
 まあ、次回公演も7月に決定していますので、とりあえず、ね。

 この「三ツ星キッチン」は、上条恒さん、KAZZさん、伊藤俊彦さんの三人からなる劇団です。そして、公演の際には、客演としてミュージカルなどで活躍している俳優さんが参加する、というそんな劇団です。

 今回が、旗揚げから2回目の公演でした。自分は、前回の公演を観劇した際、凄く好きなタイプの空気間だったので、ファンになったのです。

 何より、自分の心を鷲掴みしたのは、高田安男さんですね。この高田安男という人は、KAZZさんが演っているキャラクターなのです。公演チラシで、最初見た時のインパクトは凄い物でしたが、それにより、大変気になる存在になりました。
 実際に、舞台で拝見した高田さんは、自分の想像をも超えるものでした。なんでしょうかね、あの憎めない感じ。そして、的確な助言に、あんな人が近くに居たらいいなぁ、とちょっと思いました。変わり者好きだからかも知れませんが。

 あ、感想書かなきゃ。
 この『リストランテ』は、「三ツ星キッチン」に劇団名を改名する前に上演された演目ですので、今回再演という事になりました。
 簡単にいきますね。舞台は、レストラン。そこで起こる、人間模様を通しながらの、仕事や生き方、その他諸々。色々考えさせられる舞台でした。実際に誰しも通るのであろう事柄が故、今の自分なら? などと、考えてしまいました。

 出演者では、駒田さんのキャラが合いすぎていて良かったのと、前回の公演の時にも思ったのですが、水野貴以さんの声が凄く良いなぁ、という事。あと、やっぱり、東山さんですか。ダンス素晴らしかったです。
 何はともあれ、念願の東山さんも見ることができましたし、大変満足の舞台でした。次回の『home』も楽しみにしています。
 

2009年12月25日

レミゼ 2011

 Merry Christmas!

 クリスマスですね。でも、内容は全く関係ない事を書きます。

 『レ・ミゼラブル』の次回公演が決定致しました。
 2011年4・5・6月のロングラン公演だそうです。

 こうなると思ってはいましたが、予想大外れだ~。
 まさか、帝国劇場 開場100周年! なんて思いもよりませんでしたよ。

 しかも、全キャストオーディションだそうなので、“やったるっ!” ていう方はチャレンジしてみては?  東宝演劇のHPから、レミゼ2011のHPに行けます。

2009年12月7日

感想―12

 12回目。
 最後はやはり『バルジャン』です。
 バルジャンといえば、どうやって市長にまでなったのか、というのが、初めて観ると大抵疑問に思うものです。まあ、原作を読めばすぐに答えは出ますが。そこは、舞台では一切表現されていないのですよね。

 山口バルジャン。なんとか一回見る事が出来ました。2007年、山口さんを見る事自体が初めてだったのですが、ちょっと苦手な感じでした。しかし、他の作品を観て、山口さんは低音を聴かせる方なのだ、という事を解った状態で観ると、逆に高音の素晴らしさが解りました。山口バルを見る場合は、他の作品を観てからか、初レミゼならば良い感じで観る事が出来るのではないのでしょうか。また、この方は、空間を作るのが上手いですね。

 今井バルジャン。なんか、一番安心するバルジャンです。歌も演技も勿論さすがな感じですが、それとともに、変に作り過ぎていないので、自分は一番好きです。コゼットに対しての優しい感じが凄く出ていて、こんなお父さん欲しいですね。

 別所バルジャン。初レミゼの時のバルジャンでした。その時は、別所さんしか知らなかったので。今回観ていて思ったのが、随所に細かい演技が入っていた事です。解りやすい所では、最後にバルが天に召される時に、ふわっと浮いて天に降り立つような動作をしています。あれならば、確かに解り易いですよね。

 橋本バルジャン。2007年、楽の挨拶を聞いてかなり笑わされ、そして今年も、楽には行かなければという、ある意味、楽はしゃべりを聞きに行ったような所もありますが。やはり、橋本バルの見所は“熱さ”であり“暑さ”ですね。いつも、初めからエンジン全開で演られているので、こちらも気合が入りました。あとは、他のバルは1つ残すのに、銀の食器を全て盗むという小技が、今年も健在でした。

 さあ、やっと終りました。全てを見て下さった方がいらっしゃるのかは判らないですが、もしいらしたら、いや、そうでなくても、こんな下手な表現の文章なのに、お付き合いありがとうございました。
 さて、次期の発表まで、気長に待つ事にしますか。それでは。
 

2009年12月6日

感想―11

 11回目。
 残るは2役。ドジなおまわり、『ジャベール』でいきます。
 ジャベで気になる事。それは、何故【盗人】を「ぬすっと」と読んでいるのか、です。「ぬすびと」でも良いのに。気になるんですよねぇ。音が面白いから、敢えて「ぬすっと」なのでしょうか。それとも、「び」が言い辛いから? どうでもいいですね、すみません。
 それはそれとして、ジャベは皆さん素晴らしかったのですが、ただ、自分の解釈と合わない所が有りまして。それは、自殺のシーンのある所なのですが、合う方が居ないのですよ。近い方も居なかったので、自分も研究し直そうと思います。

 阿部ジャベール。ベガーのシーン、ジャベの介入の所で、阿部ジャベは、帽子を被って出てきます。他の方は帽子を使用していない(と思う)ので、あれ? と思いました。でも、それに気付いたのは、2回目の時だったので、意外と違和感がないのですね。あと、以前書いた、腕を掴んでいる件、ただの偶然だったみたいです、すみませんでした。

 石川ジャベール。結果的に、初日と楽を観る事が出来ました。少し前まで、おとぼけな役を演っていた人とは思えない位の変わりぶりは、見事でした。「スターズ」も聴かせてくれましたし、演技もさすがでした。でも、ちょっと演技が濃かったような気もしつつ、とはいえ、自分的一番。

 岡ジャベール。聴かせてくれますよね、歌。凄く良いのですが、少々高貴さが出てしまっているので、そこが自分のジャベのイメージではないのです。ジャベの背景や、気骨を知ってしまうと、違うのですよね。知らずに観ていた時は、ダントツでしたが。

 今ジャベール。凄くピンポイントなのですが、対決の場面の「市長様」の言い方が、見下した感があって“おおっ!”と思いました。あとは、ジャベの自殺の場面の「♪あいつは どんな悪魔だ」から、「♪何もない バルジャンとジャベール」の所。舞台の結構前の方まで来ての熱演は、ジャベの苦悩が凄く伝わって来ました。
 


2009年12月5日

感想―10

 10回目。
 最後にファンテとの二重唱があるので、『エポニーヌ』にします。
 レミゼを基本、エポ中心に観ているので、その周りでの出来事は結構見ているのですがね。ホントいけない見方だと思います。
 エポも、観ていると可哀想な人生ですね。また、この舞台では、主要な感じで扱われていますが、とあるレミゼ漫画版の本では、エポは出てきませんでした。一応、子供の頃のエポらしき人物は端の方にいましたが。
 そんなことはさて置き、エポ、ええ、偏りましたよ。でも、一応、全員見ることが出来ましたし、また、それぞれのエポの捉え方というのも見えて、良かったです。
 あとは、エポになる前までの役、観察していると結構良い所にいらっしゃいますね。ビックリしたこと数回。

 坂本エポニーヌ。そうですね、一番観たエポなので、安心感はあります。今年は、2007年と比べて、声量が上がっているのも判りました。あと、声のブレも少なくなったかなぁ。ただ、他のエポと比べてしまうと、やはり、声量の無さは否めません。

 笹本エポニーヌ。以前にも書きましたが、色々新鮮でした。こういう解釈もあるのかと。やはり、この方のを観ておいて良かった、と思いました。この位の図太さというか、ふてぶてしさがあっても良いですね。歌もさすがですし、もう一回観たかったですね。

 知念エポニーヌ。エポへの役替えは正解でしたね。コゼットは見ていないので何とも言えませんが、エポを見ている限りでは、良かったのではないかと。歌も演技も良かったですし、「オン・マイ・オウン」の帽子取りはビックリしました。

 新妻エポニーヌ。今年観た回は、席の関係で見辛かったのですよね。なので、あまり良く見えなかったのですが、いや、でも全体的にさすがです。2003年版CD、一番聴きました。

 さて、次期、笹本さんは残ってくれるのでしょうか。他の3人は何ともいえないですしね。
 

2009年12月4日

感想―9

 9回目。
 コゼットのお母さん、『ファンテーヌ』で。
 ファンテは、本当に波乱万丈な人生ですよね。あの時代だと、もっと大変な人生を送った人もいたのかもしれませんが、それにしてもキツイです。あれを見ると、現在の日本は恵まれているなぁ、と思わされます。
 ファンテ以外の役では、バリケードで少年になっていたりします。ガブ君に布団を掛けてあげたりと、目立たないですが頑張っています。

 今井ファンテーヌ。2007年は一回だけで、今年はこの三人の中では、一番観たファンテです。前方の席で観ていると、結構な迫力がありました(ちょっと怖かったりも)。あのファンテの状況は、かなり切羽詰った状況なので、あの位、力の入った演技も有りだと思います。また、歌の方ですが、楽に近づく程、良くなっていたように思います。

 シルビアファンテーヌ。2007年は見ることが出来ず。そして、今回は一回だけだったという、縁が無いのかなぁ、と思わされたファンテです。結構好きな感じなのですが、ちょっと、低めの声に慣れるのに時間が掛かりました。歌も上手くて、もっと観てみたかったというのが、本音。

 山崎ファンテーヌ。2007年は一番観ていたファンテなので、見慣れていたのはあります。ですので、無難な感じの印象なのですよね。ケガでの休演もありましたが、復帰されたという事は、たいした事は無かったのでしょうか。それとも、プロ根性ですかね。

 すみません。ファンテはいつも以上に薄くなってしまいました。次回は、もうちょっとファンテに注目して観るようにしようと反省。
 

2009年12月3日

ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』

 この作品を観ようと思った切掛けは、ヴァンパイアを観て、普通の役の吉野さんを見てみたいと思った為と、宮本亜門氏の演出作品を観たことが無かったので、観ておこう、という二つの理由からである。

 約2年ぶりのシアタークリエ。客席が地下だという事をすっかり忘れていたが、座席は、ほどほどの席で観易かった。

 今回、何より驚いたのが、猫。猫が出てくるという事は知っていたが、どういう風にして出るのか、楽しみであった。今回実際に見て、なかなか動きが滑らかで、なるほど、ああいう表現の仕方があるのか、と感心した。

 それにしても、大竹さんは歌が上手い。大女優つかまえて、“上手い”だなんて失礼ではあるが、いやはや、感服した。また、2幕の衣装には驚愕した。あの衣装を着こなす、大竹さんは本当に凄い。

 他の役者さんも、それぞれ凄かった。皆さん、実力のある方々ばかりで、観ていて辛い感じは無かった。また、子役さんも上手く、素晴らしい演技だった。

 上演時間は、案外短かった。1時間やって25分休憩、そして、1時間位だっただろうか。楽しめた事は楽しめたが、自分は1回で良いかな、という感じであった。
 

感想―8

 8回目。
 この流れなら、やはり『コゼット』で。
 コゼットも偏ったなぁ。結果的に、菊地さんが多くなってしまいました。
 そうですね、コゼットには色々疑問があります。何故、昔の記憶が無いのか。あの位なら、少々は記憶が残っていそうなものなのに。全くないというのは、どういう事でしょうね、謎です。それとも、あまりに辛い出来事だったので、記憶を消してしまったのですかね。実際にそういう事もあるそうなので、そういう事にしておきますか。

 辛島コゼット。2007年の時に、高音の綺麗さにビックリしたものです。しかし、今年はかなりセーブなさったのでしょうか、あまり、高音のインパクトは無かったです。むしろ、調子でも悪いのではないか、という事を思ってしまったくらいです。

 菊地コゼット。一番安心して観ていたコゼットかもしれません。高音も出ていましたし、演技もね。関係ないですが、知り合いも「美香ちゃん可愛い」と言っていましたし。同感です。あと、ここに書くのもなんなのですが。 “おめでとうございます。”

 神田コゼット。今回からの参加でありながら、一番コゼットを演じていらっしゃった、という事で。本当にお疲れさまです。高音の弱さは否めなかったですが、訓練次第で、まだどうにかなると思います。しかし、泣いている演技はさすがでしたが、嗚咽がマイクにバッチリ乗ってしまっていたのは、少々聴き辛かったです。
  

2009年12月2日

感想―7

 7回目。
 学生繋がりで、今回は『マリウス』でいきます。
 毎回思うのですが、マリウスとコゼットを見ていると、恥ずかしくなるくらい、バ○というか、なんというか。いい意味で、真っ直ぐな人達ですよね。
 そんなことはさて置き、4人それぞれのマリウスの特徴も、なかなか面白いものです。
 プリュメ街の、エポがマリウスをコゼットの家まで連れてきたところ、「♪僕をここへ連れてきてくれた~」という場面。泉見さんは、エポの両手を握るだけなのですが、他の3人は、エポを抱きしめるのですよね。あれは、わ……いや、なんでもないです。
 また、ベガーでの、エポがマリウスに向かって言う「♪その髪~」の後、マリウスが言う「♪なんだよ ふざけて」。この言い方なのですが、2007年に観た時、怒ったように言う方のを観まして、凄く違和感がありました。なんで怒っているのだろうか? と。エポとマリウスの関係は、兄妹みたいな感じなのではないか、と思っていたので、生真面目というのを考慮に入れても、そんなキツイ言い方? と思いましてね。なので、自分の解釈では、あしらう感じが近いのです。今回近い方がいましたが、これは、人それぞれ好き嫌いが分かれそうですね。

 泉見マリウス。なんなのですかね、あのキラキラ感。どうしたら出るのだろう、という疑問も持ちつつ。見た目ですが、前回の時よりも痩せられたのでしょうか、そんな感じがしました。まだ、いけそうな感じですが、制作発表の時のコメントからすると、最後でしょうかね。今回は、前回の時に入っていなかったような演技も入っていて、力が入っているのが判りました。

 藤岡マリウス。2007年は、一度も見られなかったマリウスです。今回は、マイ初日と、マイ楽日に見ることが出来ました。気になったところは、マリウスがエポに、コゼットを捜してくれ、と頼む場面。エポが「♪金など貰いたくないわ」でお金を付き返すわけですが、その後、無理やりエポに持たせていました。あれは、他の方もやっている演技だったのでしょうか。最後に気付いたので、確認の仕様がなかったのが残念。

 小西マリウス。名古屋の時に見て、そして帝劇で辛うじて一回見られました。2007年と比べたら、成長が見られて良かったですよ。また、名古屋の時と比べても良くなっていて、一安心。背も高いですし、カッコイイですしね(関係ないか)。ただ、「カフェソング」をまだ自分のものに出来ていない感じがしました。この曲は、レミゼのナンバーの中でも、難しい曲だと思います。是非とも、次回はものにしてほしいです。

 山崎マリウス。プログラムの写真よりも、実際の方が格好良く見えました。今期一番見ているマリウスなのですが、上手かったというのと、コゼットのいる庭に侵入する時の塀(?)からの飛び降りが、豪快だったという位の印象しかないのです、すみません。これからの活躍にも期待。
 


2009年12月1日

感想―6

 6回目。
 今回は、『アンジョルラス』にします。
 東山アンジョを見ることが出来なかったのが、本当に残念でなりませんが……。でもいいんです、今度他の舞台で見る予定なので。その時にしっかりと見る事にします。
 アンジョというと、給仕の時によく観察してしまっているのですが、それは良くない見方ですよね(反省)。全体的には、2007年の時は、岸さんのアンジョが好きだったので、今年は、ちょっとがっかりしていたのです。しかし、皆さん、それぞれのアンジョになっていて、良かったです。

 坂元アンジョルラス。この三人の中では、一番自分的アンジョです。さすがの歌の上手さや、後ろを向いた際の背中の感じが、学生のリーダーという風格がありました。今回が最後っぽいのが大変残念でなりません。(まだ判らないですけど)

 原田アンジョルラス。給仕の時のオネェ系の仕草が、いつも楽しみで。あ。アンジョと関係ないですね、すみません。ちょっと、低めの声を無理をして出している感があって、それが気になってしまったりもしたのですが。全く関係ないのですが、マリウスを見てみたいと思いました。

 松原アンジョルラス。今年からのアンジョで、前回はアンサンブルでしたからね。そういう意味では、プレッシャーもあったのではないのでしょうか。急病での休演も経験されましたしね。動作が凄くきびきびしていて、それが印象的でした。次期も期待。
 

2009年11月30日

感想―5

 5回目。
 テナルディエときたのでね。やはり、奥さんにいこうと思います。ということで、今回は『マダム・テナルディエ』。
 ここは、平均的に見る事が出来たと思います。結構、どの方もそれぞれ好きですね。

 森マダム・テナルディエ。2007年は、ちょっとやり過ぎ感がありましたが、今年はそれ程でもなかったので、これはこれで良かったと思います。自分は、ギャグな感じも好きなので、やり過ぎでも問題ないのですが。やはり、周りとの調和も必要ですしね。それにしても、痩せられた、という事も存じ上げてはいるのですが、それでも、あの所作で笑いを取れる、というのは凄いですね。

 田中マダム・テナルディエ。何が一番印象に残っているかといえば、取引の場面で、酒客を店から帰す時に、手を振っていた事です。他のお二人はやっていらっしゃらなかったので、なんか、この行動が結構好きでした。最初に見た時に、客の方も、手を振り返していたのが印象的でした。

 阿知波マダム・テナルディエ。2007年は、一度も観る事が出来なかったテナ妻です。今回、一番印象に残っているのは、結婚式の場面の、銀の食器類を落とした後です。あの時、その落とした食器類の上に立っていらっしゃるので、給仕が、スカートの中まで入って拾うという、その行動が面白かったです。

 こんな感じですかね。では。
 

2009年11月29日

感想―4

 4回目。
 どこにしよっかなぁ、と考えた末、ここにします、『テナルディエ』。
 テナは偏ってしまいました。他の役を重視して日にちを決めた結果、六九さんに良く当たるという事に、後々気付きまして。まあ、いいのですがね。三谷テナ、2007年は一回だけだったので。
 それにしても、宿屋の時のテナの衣装って、なんで、あんな格好なのでしょうか。帽子とか。バルジャンが追い出された宿屋の主人は、普通の感じだったのに。昔の格好を、そのまま着ているとかなのですかね。

 安崎テナルディエ。以前にも書きましたが、なんかカッコイイんですよね(自分がヒール好きだからかもしれませんが)。ただ、その前にヴァンパイアで見ていたので、そのイメージが残ってしまっていたのもあって、1回目は、時々シャガールに見えたりしてしまいました。2回目はそんな事はなかったのですが。

 駒田テナルディエ。2007年は一番見ていたテナでした。今回は、最後にやっとこさ見られたので、良かったです。危なかった。見た時は、“ああ、駒田テナだ”という安心感がありました。最近、レミゼのCDで一番聴いているやつのテナが駒田さんなので、そういうのもあって、自分的一番。

 三谷テナルディエ。2007年の印象が、正直無くて。でも、今年で印象が付きました。知り合いは、三谷テナが自分の中でのテナ像に近い、と言っていたのですが、なんか納得。あの、憎めない感じが良いのでしょう。また、下水道での、独自の所作。あれも、良かったと思います。

 それでは、この辺で。次回どこにすっか。
 

2009年11月28日

感想―3

 3回目。
 今回は、『ガブローシュ、リトル・コゼット、リトル・エポニーヌ』(ここもまとめます。)の子役さん達でいきますか。

 いやぁ、本当に。2007年の時も思いましたが、スゴイですねぇ、子役さん達。自分があの位の年齢の時、何してたっけか、って思うのです。ちょうど、書道始めた位かなぁ(現在も継続中)。 まあ、一緒にしてしまったら失礼なのでしょうけど。
 そして、ここから未来のスターが生まれてくれると良いですね。子役は大成しない、なんて事も言われていたりもしますが、そんな事ははねのけてほしいものです。

 では、いきます。2009年の子役さん達は、皆さん無難な感じでした。良くない言い方かもしれませんが、ずば抜けて上手くもなく、下手でもない、という感じで。まあ、ハズレがないという意味では、良いのですが、インパクトはあまり無かったように思えました。
 あとは、ガブ君のカバン投げ。自分が観た回は、かなりの確立で届かない、という結果になりました。それはとても残念でしたが、実際、あれは難しいのだろうな、と思うと、仕方のない事ですよね。なんか、いい策がありそうなものなのですが。

 そんな感じで、今回は終わりにします。さて、お次は……
 

2009年11月27日

感想―2

 おはようございます、朝ですよ。まだ暗いけど。

 感想2回目。
 これから、役ごとに感想を書いていきたいな、と思ったので、まず初めは、敢えて『アンサンブル』(ここはまとめさせて下さい。)の方達からいきますか。

 2007年。レミゼが初めてのミュージカル観劇だったのです。そんな、初心者のド素人でも、すみません、アンサンブルの方達の歌は、正直「うーん……」と思ってしまいました。全ての箇所というわけではなかったのですが、「?」というところが多々あり、そういう意味ではガッカリしてしまったのを覚えています。
 しかし、2009年。やはり、人は進化をするのですね。いやぁ、(上から目線ですみません)大変上手くなっていて、安心して聴いていました。そしてまた、揃えるところは、キッチリと揃っていて、ハーモニーも綺麗でした。演技も、Wキャストならではの違いなんかも楽しめて、勿論メインという場面は少ないですが、それぞれの個性も見えて、なかなか良かったです。

 そんな感じだったのですが、ここでは個々の批評はしません。人数が多いし、全ての方を把握する事は、さすがに出来なかったので。しかし、きっと自分も、この方々の出演作品を、これからもチェックする事になるでしょうし、これからのご活躍が期待されるので、皆さん応援していきたいと思います。
 

2009年11月26日

感想―1

 では、いってみますか。今回は「レミゼ総評」です(と書くと大層な事ですが)。
 とりあえず、全役者(帝劇出演者)制覇です。心残りは、やはり、名古屋のみの出演だった、東山アンジョルラスが見られなかったことでしょうか(実は、名古屋遠征したのですが……)。2007年も見ていないアンジョなのです。だから、見たかったなぁ。

 そして、自分が観劇した中で印象に残っている回は、一番鳥肌が立ったのが、10月17日の昼の回。全体的に、ハモリや声量などのまとまりが良く聞こえたのが、11月7日の昼。微妙に嬉しい事があったのが、10月28日の昼。こんなところでしょうか。楽日関係は嫌でも印象に残るので、省きましたが、今回の事で解った事は、“B席侮りがたし”という事です。全体的に見渡せる為か、感情が入り易いのでしょうかね。自分には合っていました。

 あと、少々言わせてもらうと、学生団体が居る事が悪いとは思わないのです。観劇態度もちゃんとしている印象を受けましたし。しかし、もうちょっと反応が欲しかったなぁ、と思うのです。拍手をしなければいけない、という決まりも無いので、良いのですけどね。ちょっと寂しい箇所があったもので。それと、前回よりも、カーテンコールに出てくる回数が減ったような気がしたのですが。これも、寂しかった。

 こんな感じで。では。
 

2009年11月25日

『Live,Love,Drive. 死神の精度』

 MINERVA WORKS #1 『Live,Love,Drive. 死神の精度』を観劇。

 ここ最近、ずっとミュージカルだったので、久しぶりに芝居観たなぁ、という感じ。
 もともと、自分は普通の芝居しか観なかった(ミュージカルは敬遠していた)ので、実のところ、こっちの方が安心感がある。

 そういうのも含め、この舞台は大変楽しめた。睡眠時間が短かったので、途中で眠くなったらどうしようか、とも思ったのだが、そんな心配は無用だった。約2時間というのもあったが、とても短く感じた。

 まだ、日曜日まであるので、詳しくは書かないが、この“Live,Love,Drive.”が何故付いているのか、という疑問は晴れた。そういうことですか、と。
 というのも、原作も読んでいないし、あまり情報が無いままで行ったので、この意味が全く解らなかった。なんか長いタイトル、という印象でしかなかった。しかし、観終わってから納得させられた。

 それにしても、役者陣が凄かった。羽場さんは良い声だし、この役のキャラも良かった。そして、芳本さんの老女は、違和感無く見ることが出来た。岡田さんの汗の量には驚いたが、さすがの演技。他の方々も、やはり凄かった。

 ただ一つ。今回、前方で観たのだが、恐らく、中~後方の席の方が観やすいと思う。随所で、スクリーンに文字やらを映すのだが、前方だとそれが見えなかったりしたからだ。

 抽象的で申し訳ないが、こんな感じで今回は終わりにしたいと思う。では。

 

予想

 初めに。昨日書いた、紅白のやつ。今日ラジオ聴いていたら、そうかぁ~、と思わされた。『NYC boys』の、一般的な知名度は低かったのか。自分は、バレーボール観ていたから、知っていたけど……。まあ、水樹さんも同じようなものか。

 そんな事はさて置き、『レ・ミゼラブル』も千秋楽を迎えて、数日が経ちました。レミッズの皆さんは、いかがお過ごしなのでしょうか。そろそろ、頭を“海賊な感じ”に切り替えていらっしゃる方もいるかもしれませんね。どんな風になるのか楽しみなところです。

 それでは、今回は無い脳ミソを使ってみました。
 果たして、次期はいつになるのでしょうね。勝手に、ちょっと予想を立ててみました。(あくまで予想です。そこのところ宜しくお願いします。)
 もう、来年の帝劇の予定は、7月まで発表になっています。また、例年通りならば、9月当たりも埋まりますね。それに、恐らく、メンバーもごっそり代わりそうな予感がするので、来年はまずないでしょう。そんな事を踏まえた上で、思い浮かんだのが、2012年。この年は、25周年ということになるので、記念公演と銘打って、上演するのではないか。
 また、1987年日本初演から、2009年『レ・ミゼラブル』終了時点での上演回数、2481回。この数字から、次期には、2500回記念という、メモリアルな公演が確実に入ってきます。
 この、“25周年で2500回”、というのを前面に出していく、という予想、どうですか? 安易過ぎるかなぁ。
 こんな予想をしておいてなんなのですが、出来れば外れてほしいものです。だって、この予想だと、約2年半~3年待つことになるので。あっ、そうか。コンサートやってくれたらありがたいですね。行ったことが無いので(2007年からのファンの為)。
 

2009年11月21日

『レ・ミゼラブル』11月19日(木)・夜 ~その2~

(どこのカンパニーに行ってもこの方はムードメーカーです。と前置きをして)
【テナルディエ役・駒田一さん】
東宝の中で、司会が一番多い。司会だけでなく、舞台でも頑張りたい。
(この後、大変素晴らしい駒田さんの…… と司会として褒め、会場の笑いを)

【アンジョルラス役・坂元健児さん】
7年間うるさくてすみませんでした。そして、今まで支えてくださった、オーケストラ、スタッフ、お客様、本当に7年間ありがとうございました。

【マダム・テナルディエ役・森公美子さん】
本当にありがとう。27年前、『屋根の上のヴァイオリン弾き』で帝劇の舞台を踏んだ。その時共演した、森繁(久彌)さんが亡くなり、そして、『イーストウイックの魔女たち』で共演し、(レミゼでも競演した)大浦(みずき)さんが亡くなり……。次は自分の番かと思ったのですが、「ああ、凄い女優だった」といわれるような女優になってから死のう、と思う。12年間演っているが、未熟な所がまだまだある。本当に皆様のおかげ。皆さんに感謝。ありがとう。

【マリウス役・藤岡正明さん】
本当にお越しいただきありがとうございます。2005年が役者として初めて舞台に立った。5年間マリウスを演じたが、その間に他の作品にも出演させてもらい、その経験をまた『レ・ミゼラブル』に。成長しているか判らないが。ここは自分の家みたい。今まで出来て良かった。お客様、スタッフ、音響さん、PA……(ここで、自分で“音響とPAは同じか”という突っ込みを入れつつ) カンパニーのおかげ。『レ・ミゼラブル』サイコー!!

【コゼット役・神田沙也加さん】
本当に夢だった『レ・ミゼラブル』。どういう言葉で締め括っていいか……。一レミファンであった自分が、こんなに早く舞台に立てるとは。東宝さん、演出家のジョン(・ケアード)さんに感謝。皆さんに感謝。最初は、このカンパニーの結束力が強く、入れるか不安だったが、エコールから参加した。皆さん優しく、励ましてもらった。皆さんを心から尊敬(泣)している。未来に誇れる宝物が出来た。

【ファンテーヌ役・山崎直子さん】
(駒田さんが、生まれ変わったら演じたい役です。と前置き)
テナルディエさんがおっしゃった、そして、森公美子さんも(ファンテーヌを演じたいと)おっしゃっていますが。その『I Dreamed a Dream』(夢やぶれて)を歌っていました。この度、けがをして休演を経験。千穐楽を迎えられて良かった。大事な事を教えてもらった。スタッフ、オーケストラ、お客様に感謝。そして、一日一日、喜びと感謝。ありがとう。

【エポニーヌ役・知念里奈さん】
2005年コゼットで参加し、2007年からエポニーヌで参加している。この作品は学ぶ事が多い。個人的な私の人生でも、この作品からエールをもらっている。明日を信じて頑張っていく。お客様、オーケストラ、スタッフ、本当にありがとう。

【ジャベール役・岡幸二郎さん】
東宝で2番目に司会が多い。(会場笑) なので、司会かと思って色々考えていたが。観劇ありがとうございます。この役は厭きない。いつも手探り状態で、朝を迎えると、今日はこの人だからこう動く、とかを考えていたが、それもとうとう終ってしまう。というのと、やっと終るという気持ち。健康管理をすることも大変だったが、寂しい。この作品に携わっている、オーケストラ、キャスト、お客様、本当に感謝の一言。もりくみ(森久美子)さんが(泣)、大浦(みずき)さんの事を言われたが、この作品をやっている時に亡くなられるとは。自分と同い年。本田美奈子.(さん)もそう。そういう先人が残してくれたものを、伝えていきたい。どうか、『レ・ミゼラブル』を愛し続けて下さい。

【ジャン・バルジャン役・橋本さとしさん】
(駒田さんに、この方がいると温度が上がる。という紹介をされ)
2009年、帝国劇場。僕たちの千穐楽。ご声援ありがとう。適当に聞いて。燭台も全部盗んで、司教さまが渡すものが無くなったり、ファンティーヌに掛けてあげるのを、顔まで掛けてしまって、ビックリしてファンティーヌが生き返ったり。あと、イスが壊れなくて、素手でジャベールに戦いを挑んだりと。暖かく見守ってもらったが、申し訳ないが、本番では笑かせず。色んな事があった。前回(2007年)は、~(ナニナニ)バルジャンと言われた。今回は、期待を裏切った。しかし、イスを叩き割る時に、ヒザを打って「痛っ!」ということがあって。だから、2009年は、『こぶ付きバルジャン』だ、公私共に。皆さんの暖かい雰囲気がとても良かった。お客様、オーケストラ、スタッフ、皆さん、愛しています。

(最後に)劇場の関係者が冷房を入れたかと思いますが。(笑)
お金の続く限り、舞台で会いましょう。ありがとうございました。

 

『レ・ミゼラブル』11月19日(木)・夜 ~その1~

 (長くなるので、今回は2つに分けます。)
 前日に続き、やって来た帝劇。この日は生憎の雨、そして、寒いときた。というわけで、いつもは外から行くのですが、地下の道を通って劇場へ。待ちの人だろうか? という方もいらっしゃいましたが。自分は待つ訳ではないので、そそくさとロビーへ。

 この回は、演目的には前楽ですが、複数人キャストなので、全員が千穐楽でした。
 そして、今回の目的は、橋本バルジャンのコメント聴きたさ、それと、駒田テナルディエを見るため、あとは、アンサンブルの方で、楽を見たい方がこの回に居たので。

 何しろ、自分的にも最後だったので(大千穐楽は行きませんでした、あしからず)、家を出る前から、何故か泣きそうになっていました(恥) そんな、気持ちの入った状態で席に着いたのですが……。終ってみれば、意外と大丈夫でした。なんか、スッキリした感もあり。

 全体的な感想は、前日よりも、橋本バルのネチッコさが少なくなっていました。それとも、席(前日は1階S席)のせいか? 2階だったら、確実にマイクを通した音ですものね。それとも、耳が慣れたか? まあ、いいや。


 では、千穐楽のコメントを。今回も、メモを頑張ってみましたが、字がねぇ……。自分で書いたのに、解読不可能な所が結構あるので、ニュアンス・記憶の違いはご了承下さい。

 司会は、テナルディエ役の駒田一さん。

【ガブローシュ役の春口凌芽君、リトル・コゼット役の古口貴子ちゃん、リトル・エポニーヌ役の田中愛生ちゃん】の三人から。
(やっぱり、大人の事情で出られないので、駒田さんが代わりに)
『くれぐれも、よろしくね。』という事でした。

(この後、アンサンブルの方々が、前に横一列に並び、端から順番に名前と挨拶を。)

【グランテール役・伊藤俊彦さん】2003年から7年間務めた。お客様に育てられた。
【クラクスー役・五大輝一さん】感謝。
【レーグル/司教役・港幸樹さん】「あなたの魂、私が買った」と言い続けたが、自分が買われた。ありがとうございました。
【ジョリ役・中本吉成さん】人生の宝物になった。
【クールフェラック役・麻田キョウヤさん】159回目。皆様のおかげ。
【少年2役・稲田みづ紀さん】小5の時に、『ミス・サイゴン』を観て、素晴らしさを知った。夢が叶った。
【かつら屋役・亜久里夏代さん】いつもお世話になっております。髪切りババアのリアリティを追求。30年後も見届けて。
【バベ役・丹宗立峰さん】偉大な作品だということを知らずに参加し、今回それが分かった。
【ファクトリーガール役・浅野実奈子さん】初めて観てから、10年以上夢見た作品。
【買入れ屋役・わたりあずささん】10年越しの夢。最高の仲間。
【マダム役・井上珠美さん】役名はマダムだが、「クソババア」にもなる。演技に笑いを入れたが、初めてだと演出家に言われた。
【プルベール役・上野聖太さん】初めて観た時泣きすぎた。
【ジベロット役・深野琴美さん】(泣)本当に、この作品に出ることが夢だった。全ての方達に感謝。
【マテロット役・清水彩花さん】小さい頃からの憧れ。また帰って来られるように。
【フイイ役・石井一彰さん】この役と出会えて、幸せだった。
【ブリジョン役・佐嶋宣美さん】作品に参加出来た事に感謝。
【少年1役・岡村さやかさん】2007年に初舞台。ここで学んだことを糧に。
【コンブフェール役・菊地まさはるさん】160回以上、(工場長で)『ドジだぜ』って言い続けていたが、自分もドジだった。これから、なるべくドジをしないように。
【モンパルナス役・田中裕悟さん】この作品に出会え、参加出来て嬉しい。
 

2009年11月20日

『レ・ミゼラブル』11月18日(水)・夜

 一昨日の夜公演は、千穐楽の方が8人いらっしゃいました。そして何より、入り口のところに「満員御礼」の立て看板が。良かったぁと一安心しつつ、また来てしまった帝国劇場。
 まあ、昨日も居た訳ですが。そちらはまた後で。

 とりあえず、出演者の方の気合が、やっぱり違いましたよ。千穐楽ではない人達の一人、橋本バルは、いつも最初から飛ばし気味ですが(笑)、いつも以上の気合を感じました。ただ、橋本さんって、あんなにネチッコイというか、なんか、ロック歌っている時みたいな歌い方してたんだっけかなぁ。橋本バル初日以来だったので、進化しちゃったのだろう、と思えば仕方ないけど。でも、こういうミュージカルの時は、出来れば……ですね。人それぞれですがね。あ、でも橋本バルを嫌いという訳ではないのですよ、一応。

 そうそう。この回をとった理由は、坂本エポニーヌの千穐楽だったからな訳で。前回の2007年の時も、彼女の帝劇楽を観に行っていまして。その時も確か、泣いていらっしゃいましたが、今回は、その時よりも、泣いていたような気がします。こういうのを見ると、やはり、最後かなぁ、と思わされますね。そういえば、あまり書いてなかったですね、この方のことについて。普通にファンなので、エポの中では、一番観ているのですが。それで、詳しい感想は、後々書こうかなぁと。まあ、とにかく「お疲れさまでした。」と伝えたいですね。もし、また次の機会があるのなら、頑張って観に行きたい、と今のところ思っています。

 それでは、千穐楽のコメントを、覚えている限りで書いていきます。一応、メモをしていたのですが、記憶が曖昧な上、人数も8人いらっしゃいますので、ニュアンスの違い、記憶違いはご了承の上で、読んで下さい。(後々、公式ブログの方に映像がUPされるそうなので、そちらをお待ち下さい。)


 司会は、アンサンブルの中でも、長く務めていらっしゃるお二人。グランテール役の伊藤俊彦さんと、かつら屋役の亜久里夏代さん。

【ガブローシュ役・田川颯眞君】
(子役さんは、大人の事情でこの時間には出られないという事で、代理で、伊藤さんがコメントを読み上げました。) 小さい頃音痴だった。この役は難しかった。キャストの皆さんが優しかったのが嬉しかった。いつか、アンジョルラスかマリウスで戻ってきたい。

【アンジョルラス役・松原剛志さん】
2007年からオーディションでこの作品に参加している。フイイのWキャストで。アンサンブル出身を生かして、学生との繋がりを大事にした。3年間になるが、今、思い出が一杯ある。―このミュージカルはあなたの人生を変える― というのが、自分も。この先も、共演者とどこかで関われていけたら。

【マダム・テナルディエ役・田中利花さん】
田中利花ではない、マダム・テナルディエだ。(と、あくまでもマダム・テナルディエとしてコメント)どんなに嫌な役でも20年。私は2005年からだけど(笑) 『レ・ミゼラブル』は不滅です。

【テナルディエ役・三谷六九さん】
あんな母ちゃんのダンナ。多くは語らない。ただただ感謝。スタッフ、キャストにありがとう。そして、心臓が飛び出そうになった時でも助けてくれたオーケストラに感謝。

【マリウス役・山崎育三郎さん】
ここに居られるのも、多くのスタッフ、キャスト、オーケストラ、お客様のおかげ。今、この家族のようなカンパニーの……(ここで涙が。それにお客さんから、ガンバレーと掛け声) 本当にお別れするのが寂しい。

【コゼット役・菊地美香さん】
ずっと悩んでいた言葉を、あっさり松原さんに言われてしまいましたが。―このミュージカルはあなたの人生を変える― という言葉。私の人生も変わった。出会いを幸せに思う。

【エポニーヌ役・坂本真綾さん】
(司会の伊藤さんに「私の大好きなエポニーヌ」と紹介され、少々照れながら前へ) やばい(泣きそう)。私は2003年からエポニーヌを演じてきた。この役を、こんなに長く務めるとは思わなかった。小さい頃から観続けてきた、『レ・ミゼラブル』の一員になれたことが、初めはプレッシャーで、辛いこともあった。学ぶことも多くて、この役に出会えたこと、この作品によっての出会い、舞台に立てたことが幸せだった。大好きです。

【ジャベール役・阿部裕さん】
ファイナルアタックを、バリケードの裏から見ていた。(ここで、お客さんに向かって「いいでしょ~」と。)皆散っていく所を見ていた。先日、2003年のアンサンブルの人たちが来て、スゴイと言ってくれた。一人一人の熱い思いが篭ったこの舞台で、皆さんの前に立っていることが誇り。思いの強さだけで上ってきた。また帰って来る。

 


2009年11月13日

『レ・ミゼラブル』11月10日(火)・昼

 本当は、この日は行く予定では無かったのですが。やはり、プレイガイドは見てはいけないですね。たまたまチェックしたこの日に、良さそうな席が残っていたもので、うっかり、クリックしてしまいました。もう金欠なのに……。

 そんな事はさておき、この回の事。
 お客さんの反応がイマイチな感じの回でした。自分が観てきた中で、一番薄かったかも。それと、近くの席から始終謎の音がしていて、集中出来ずで。
 あと、ちょっと気になったのが、三谷テナが宿屋の場面で、手拍子を煽っていたんですよね。安崎テナがやっていたのは見ていたのですが、三谷テナってやっていたかな? って思いましてね。うーん、何回も見ているはずなのになぁ。

 そういえば。別所バルが、右手首を左手で掴む仕草を幾つかの場面でしています。あれは、病院のシーン、ジャベールとの対決の場面からだと思うのですが(どこか見落としていたらすみません)。あの仕草によって、過去の罪というか、まさに、略奪のシーン、「♪暗い過去の影(ここでもこの仕草をしています)」を表しているのでしょうね。
 で、この回はそれだけではなかった訳ですよ。阿部ジャベールも同じ仕草をしていました。自殺のシーンです。偶然ではないと思うのですが。確認したいと思ったら、もうこの組み合わせ観ないや。残念。

 あとは、なんか皆さん最後が近づいているからか、かなり、力が入っているような気がしました。マイクに拾われない台詞とかも結構ありましたし。もう、組み合わせ的に、共演最後という方たちもいらっしゃるみたいなので、そりゃ力も入るか。
 なにはともあれ、皆さん悔いを残さぬように、千秋楽まで演じきってほしいです。

 それにしても。山崎マリウス、上手いですね。まだ若いし、これからの成長も楽しみです。
 最後に。カーテンコールで、別所バルがいつも通り、ファンテをお姫様抱っこしてクルクル回っていました。あれは見ていてなかなか楽しいです。

 今回はこんなもんかな。では。
 


2009年11月10日

『レ・ミゼラブル』11月7日(土)・昼

 さてさて。11月ももう一週間が経ってしまいました、早いですね。
 そして、この『レ・ミゼラブル』も残すところ、あと2週間弱、そして、回数は17回となりました。
 そんな終わりが近づくレミゼですが、4日には、シルビアさん、新妻さん、小西さんが千秋楽を迎えられ、そして、5日には、笹本さんが初日を迎えられました。

 で、またまたこの日の事、早く書かないと。
 というわけで、この日は、笹本さんを見るために行ってきました、帝国劇場。

 笹本エポニーヌは初めてだったので、どんな感じになるのか楽しみでしたが、やはり、人が変われば、解釈も変わる、ということで、大変楽しませてもらいました。

 幾つか挙げると、まずはパリ(ベガー)のシーン。ガブローシュの「♪俺たち万歳!」の後、そこに居る人が皆、動きを止め、真正面を向いて歌う所。他のエポニーヌは、(確か)座った状態で片方の膝を立てているのですが、笹本エポは、寝そべっていました。あれには驚いた~。あとは、マリウスを見つけた時の自分の気付かせ方。マリウスの周りをクルクル回っていました。あれも新鮮でした。
 基本的に、他のエポニーヌよりも、たくましさ、というか、強気(?)な部分がよく出ているエポニーヌだなぁと思いました。

 とにもかくにも、さすがという感じで、歌も演技も上手かった!
 まあ、こういうエポニーヌは苦手な方もいらっしゃるかも知れませんが、これはこれで有りだな、と思わされた一回でした。
 今回の感想は、笹本エポの事だけになっちゃいましたが、この位で。では。
 


2009年10月31日

『レ・ミゼラブル』10月28日(水)・昼

 本日、世間ではハロウィンですね。だからといって、何がどう、ということはないのですが、街に装飾がされていると、何だか気分がウキウキします。これが終れば、クリスマスムードになるところも多いのでしょうか。

 と、前置きはさておき、また放置していました、書くの。もう、3日位経ってしまいましたが、書かせてもらいます。

 まず、劇場に着き、出演者のところを見ていて、驚きました。山崎直子さんが、けがのため休演だということでした。大丈夫かなぁ、と心配しつつその文面を読んでいたところ、制服姿の学生らしき人物が通り過ぎ……。あ、また学生集団がいるんだと、その時知りました。やけに今回当たると思っていたら、どうやら、平日の昼間は大体の確立でいらっしゃるようで。ある意味羨ましいなぁ、と思うとともに、ちょっと東宝さん大丈夫かい? と訊きたいところです。なにせ、今回のレミゼは、某プレイガイドでも、チケットがお安くなって売られていたりしますからね(悲) また、先日の時点で、とあるプレイガイドでは、千秋楽のチケットが残っていました(現在は分かりませんが)。

 とまあ、心配といえば。レミゼ出演者さんに急病の方が何人か出ているみたいですが、大丈夫なのでしょうか。かなり心配です。ただ、こればっかりは、どうにもならないですから、とりあえずは、皆さんに無理はして欲しくないです。代役も何とかまかなえる状況みたいですし、これ以上の病人が出ないことを祈るばかりです。

 なんか長くなっちゃったので、今回は短くいきます。
◆別所バル。今期初見。良く観察していると、随所に細かい演技が見えた。それとも、今までが、あまり良く見ていなかっただけであろうか。2003年版のCDと比べてみると、アレンジしなくなった箇所もあった。
◆小西マリ。帝劇初見。以前より上手くなった(何がかはご想像通りで)。もうちょっと上手くなるともっと良いけど。ただ、あるところの解釈変えちゃったみたいで、それが個人的には残念。結構好きなマリウスだったのに。

 総合としての感想は、イイ席はイイ席で、やっぱり良いですね。花束は貰えなかったけど。
 


2009年10月24日

『レ・ミゼラブル』10月22日(木)・昼

 さて。この日は、いつもとちょっと違う形での観劇でした。
 それは、いつもは一人で舞台を観に行くのですが、この日は連れがいて、三人で帝劇に行きました。連れ二人のうち、一人はレミゼ好きで、別口でよく見に行っている為、誰でもOKということだったので、もう一人の要望により決まった、この回。後々、キャスト表を眺めていると、自分にとっても有難いという結果になりました。

 そんなことはさておき、この回の事。
 どうやら、また学生さん達がいたみたいです。いや~、つまんなそうにしている人もいましたよ(笑) ちゃんと観ておいた方がいいんじゃ? とか、感想書いたりするのでは? とか思いながら、大変だなぁと。自分も、学生時代に、舞台観て感想書け、とかあったけど、正直、あまり、楽しいのじゃなかったから、眠くてねぇ。。

 じゃあ、いきます。
◆新妻エポ。今期初見。2年前よりも、演技が細かくなった気がします。この間に、色々な舞台に出演されていましたしね。それにしても、この方のブログを拝見すると、本当によく食べる方ですね。細いのに、どこに入るのだろう……。
◆今井ファンテ。色々言われていたりしますが、そんなに気にならないし、嫌ではないです。ファンテ重視じゃないからかもしれませんが。
◆神田コゼ。帝劇初見。この方もなんか言われていたり。でも、成長は確実にしていると思います。初めて見たのが、「ウーマン・イン~」だったのですが、そのときに比べて、高音の出も良くなっています。それに、まだ若いですし、聴いている限りでは、まだ伸びるでしょう。あとは、伸ばしてあげる人の腕次第。
◆泉見マリ。連れの要望でした。連れ曰く、「キラキラしてた。」と。そいつは良かった。
◆安崎テナ。帝劇初見。時々、シャガールが見えたような(気のせいか?)。2年前、なんかカッコいいテナだな、と思った記憶あり。マリウス演っていたというのを知って納得。他のテナは憎めない部分があるけれども、このテナは精神的に追い詰めそうな……。
◆森マダムテナ。この方も要望で。ご自分の体型を巧く利用されていて、素晴らしいなと。アドリブは、これからまだ加速するのでしょうか。
◆坂元アンジョ。今期初見。最初のうち、ちょっと調子が悪いのかなと思ったのですが、気のせいだったのでしょうか。途中から、気にならなくなったので。相変わらずの赤い人。
◆橋本バル。今期初見。そして、この回が橋本バルジャンの初日でした。全く気付かずに取っていて、数日前に気付きました。連れにお勧めしてみたバルジャン。ガメツイバルジャンなんだぜって言って。初日という事もあって、少々、押され気味な所もあり。とはいえ、最初から気合が入っていました。
◆最後はやはり、石川ジャベ。この回、楽日でした。実は、ここも全く気付かずに取っていました。そして、後々気付き、あら、ラッキーと。また、橋本バルとは、今期、この回だけという、貴重な回でした。楽日ということで、こちらも気合が入っているのが判りました。

 カーテンコールでは、モリクミさんの進行で、楽日の禅さんの挨拶。そして、折角だからと、初日の橋本さんの一言がありました。
 記憶が曖昧なので、覚えている部分だけ、そして、ニュアンスの違いはお許し下さい。
 そのコメントは、どうやら、公式ブログの方に動画でアップされる予定みたいですので、詳しくはそちらをお待ち下さい。

【禅さん】
(橋本さんに)“もっと演りたかった。”と言われたが、私にはどうにも出来ないので。
一歩ずつ、一歩ずつ、進んで……。この格好(ジャベール)で、こんなこと言うイメージじゃないですよね。でも、これが地なので。
舞台は観客が入って初めて成功する、もう一回言いますが、舞台は観客が入って初めて成功する。というわけですので、11月も是非『レ・ミゼラブル』にいらして下さい。

【橋本さん】
『レ・ミゼラブル』という舞台は本当に大変。オーバーヒート気味になりました。
プレミアムですよ。(禅さんとは)一回だけですから。もう一緒に出来ませんからね。(周りからツッコミ)“また、あるかもしれないし”。
(それに対して、ああそうですよね、といった感じで)また、演りたいですね。
 


2009年10月21日

『レ・ミゼラブル』10月20日(火)・昼

 そう、昨日のやつ書かないと。
 書いていかないと、記憶が曖昧になってしまいますからね(苦笑)

 とりあえず、感想は、なんだかお客さんの反応が全体的に薄い、という感想でした。S席後方に修学旅行生らしき男子学生がいましたが、それにしても、前方のお客さんも、あまり反応がなかったように思えました。平日の昼間にしては、いつもより客層が若かったような気も?

 この回は、菊地コゼットと泉見マリウスのコンビが見たい、というのと、今井バルジャンをもう一回見たい、というのがあって、組み込んでみました。

 では、いってみますか。
◆今ジャベは、今期初でした。あんなに、濃いというか、熱い感じでしたっけ? なんか、もっと、クールな感じだったような……2年前の記憶が曖昧だ。でも、相変わらず、目力がありました。
◆山崎ファンテ。最初、あれ? って、思ったのですが、気のせいでした。2年前、結果的に一番見ているファンティーヌなので、見慣れているかも。
◆三谷テナ。昨日のあの場面では、「ガンバレ! 大丈夫!」って思いました(笑)
◆田中マダムテナ。工場の場面?で、いい感じに馴染んでいるなぁと。
◆松原アンジョ。前回見た時より安定していたかな?
◆菊地コゼ。「ニャン○ゅう」ので見ていたし、あと、声のお仕事もなさっているしで、ちょっと、贔屓めですが。今回も、高音も出ていたし、心配なく見られました。
◆泉見マリは、他のマリウスと並んでも違和感がないくらい若いなぁと思うのですよ(ホメ言葉ですよ)。あと、レミゼを初めて観た時、泉見マリウスで、「なんかキラキラしているな、この人は」、と思ったことを記憶しています。今回も相変わらずで、泉見さんも贔屓めかなぁ。
◆坂本エポ。この作品を観ようかな? と思ったきっかけはこの人。舞台は元々好きで観ていたのですが、ミュージカルは避けていました。なので、坂本さんも贔屓めっていうか、まだ、見ていないエポニーヌもいるので、なんともいえませんが。前回は初日だったので、まだ、エンジンがかかっていなかったのでしょう。この回は、大分声も出ていたし、2年前より、明らかに良くなっていると思います。
◆最後に。バルジャンの中で、個人的に一番好きなのが、今井バル。今期は、早く上がってしまうので、この日が見納めでした。この回、一番印象に残ったのが、カ-テンコールで、今さんと一緒に投げキッスしたことですねぇ。内容じゃなんかいっ! という突っ込みが入りそうですが、気にしない方向で(笑) 楽日は明日か……。まあ、他のバルジャンもそれぞれ好きなので、レミゼ、あと数回楽しみますよ!
 



2009年10月19日

『レ・ミゼラブル』10月17日(土)・昼

 またコレです、『レ・ミゼラブル』。ていうか、これぐらいしか書くことないんですよね。まあ、自分の記録、そして、記憶用に始めたようなものですから、このブログ。そもそも、見ている人きっといないさ。
 というわけで、今回はとりあえず……。
 この演目の特徴、一人のキャストが何役も演じているということも特徴として挙げられます。
 ていっても、他の作品なんかでも結構ありますけどね。とはいえ、この作品はかなり大変みたいですよ、早着替えしなきゃいけないみたいですし。なにせ、バルジャン、ジャベールと子役は一役ですが、他の主要キャストは、何かしら他の人物で出ているわけで。
 その、結構有名なやつ。結婚式の場面で、アンジョルラスの役者がやっている給仕。これは、なかなか面白いです。先日は、なんかやるような気がしたので、その場面では、給仕にスポットを当てて見てました(笑)
 基本的に人がイッパイいる場面では、あんなところにあの人が! という発見も出来たりします。慣れているかたなら、この場面では、この役の人がこの役で出てて、などと頭に入っているみたいです。

 そんなわけで、前回は、双眼鏡を結構使ってしまったので、今回は、全体的に観ようと思い、使用を数回に抑えてみました。やっぱり、こうやって観ることも大事だな、とつくづく感じました。
 まず、役者さんの動きが解る。双眼鏡で見ていると、どうしても、視界が狭くなりますからね。個々は良く見えますが、演技に伴う絡みなどは、見え辛いです。それに、ちょっとした遊びを見逃してしまう可能性が高いです。
 あとは、眼鏡をかけているので、少々メンドクサイ(←結局は) 眼鏡掛けたまま見てもいいのですがね。なんかそれもなぁ、と思って、いちいち外しては、双眼鏡、また掛けるの繰り返し。
 
 あ。そうですよ。この日の感想書かないで、終わりにしようとしていました。
 どうやら、この回は、阿部ジャベールが初日だったみたいで、なるほど拍手が一際大きかったわけです。それにしても、初日っていう感じがしなかったなぁ、すごく迫力があって。てっきり、もう何回か演っているものだと思っていました。
 この回を取った理由は、山口バルジャンとシルビア ファンテーヌを見ておきたいと思って取ったのですが、結果的に阿部ジャベールの初日に当たっていたとはラッキーな事です。

 さてさて、明日も帝劇だ!
 



『レ・ミゼラブル』10月7日(水)・昼

2007年夏、うっかりハマッてしまった舞台、『レ・ミゼラブル』。
それが今、東京の帝国劇場で上演されている。
今回の公演は、地方をまわってきてからの凱旋公演となった。
2009年3月に名古屋、4月には石川、松本、仙台、と順にまわり上演をした。
そして、10月、半年程開いたが、とうとう東京にやってきた。

 とまあ、こんな事書いている現在、初日から、もう、半月程経っちゃったのですよね(汗)
 いやはや、カテゴリーに「レ・ミゼラブル」って作ったのにも関わらず、パソコンさんのご機嫌がナナメになっちゃったものでね……。まあ、言い訳にしかならないですけどね。

 そんなことはさておき、この舞台は、有名なミュージカル。そして、なにより、この演目の特徴の一つ、ダブル、トリプル、クワトロ、と何の事かといえば、一つの役に対するキャストの人数。ダブルキャストの役もあれば、クワトロキャストの役もある。
 と、いうわけで、全く同じキャストでの舞台が次回あるかというと、皆無に近い。これは、役者も勿論大変なのだが、観客側も大変。自分の財布と相談をしつつ、キャストスケジュールとニラメッコをして、自分の予定も加味しながら、チケットを買う。全員見ておきたい、となったら大変で、単純に考えれば4回で済むのだが、そう簡単にいく筈もなく、一枚、また一枚とチケットが増えていく……。

 こんな感じで、実際に増えました、チケット(笑)
 その、数枚のチケットの中の一枚目、マイ初日だったのが、この日です。公演自体の初日は前日だったので、上記のように、一役に二人以上いる為、この回の出演者さん達も初日でした。
 そういう事もあり、この日は、まだまだこれから、といったところでしたが、それでも、始まったなぁ、としみじみ思いました。

 そういえば。この日、うっかりしていました。数日前のイベントがあまりにも楽しかったもので、『レ・ミゼラブル』モードに切り替えることをせずに挑んだ為、さあ始まるぞっという時にハタと気付いたのです。あれ? 出演者、2人しか覚えていない……って。
 まあ、良いんですけどね。あの役はあの人だ、とか思いながら観ていく事ができたので。

 それにしても、ですよ。2007年の時は、頑張って1階で観ていたのですが、今回、帝国劇場の2階で観たのです。以前に他の演目で観たことはあったのですが、この演目では初めてでした。いや、なかなか良いですね。全体が見える、照明も綺麗に見えるし、傾斜がかなりあるので、人の頭が視界に入りにくい。B席、結構好きです。

 さてと、早くあともう一つ書かないと。