11回目。
残るは2役。ドジなおまわり、『ジャベール』でいきます。
ジャベで気になる事。それは、何故【盗人】を「ぬすっと」と読んでいるのか、です。「ぬすびと」でも良いのに。気になるんですよねぇ。音が面白いから、敢えて「ぬすっと」なのでしょうか。それとも、「び」が言い辛いから? どうでもいいですね、すみません。
それはそれとして、ジャベは皆さん素晴らしかったのですが、ただ、自分の解釈と合わない所が有りまして。それは、自殺のシーンのある所なのですが、合う方が居ないのですよ。近い方も居なかったので、自分も研究し直そうと思います。
阿部ジャベール。ベガーのシーン、ジャベの介入の所で、阿部ジャベは、帽子を被って出てきます。他の方は帽子を使用していない(と思う)ので、あれ? と思いました。でも、それに気付いたのは、2回目の時だったので、意外と違和感がないのですね。あと、以前書いた、腕を掴んでいる件、ただの偶然だったみたいです、すみませんでした。
石川ジャベール。結果的に、初日と楽を観る事が出来ました。少し前まで、おとぼけな役を演っていた人とは思えない位の変わりぶりは、見事でした。「スターズ」も聴かせてくれましたし、演技もさすがでした。でも、ちょっと演技が濃かったような気もしつつ、とはいえ、自分的一番。
岡ジャベール。聴かせてくれますよね、歌。凄く良いのですが、少々高貴さが出てしまっているので、そこが自分のジャベのイメージではないのです。ジャベの背景や、気骨を知ってしまうと、違うのですよね。知らずに観ていた時は、ダントツでしたが。
今ジャベール。凄くピンポイントなのですが、対決の場面の「市長様」の言い方が、見下した感があって“おおっ!”と思いました。あとは、ジャベの自殺の場面の「♪あいつは どんな悪魔だ」から、「♪何もない バルジャンとジャベール」の所。舞台の結構前の方まで来ての熱演は、ジャベの苦悩が凄く伝わって来ました。