仕事が早い!
まだ上がっていないだろうと思いながらも
検索してみたら、もう上がってた。
はー、この曲で始まるとは。
それにしても、ちょっと感動した。
そうか、いいことだ。そう思わないか?
ではついでにこちらも。
観たことないのだけれど、
曲が好きでね。
2018年6月17日
2015年11月26日
TDV2015
頭の中が伯爵様です。どうも。
先日、帝国劇城(誤字ではない)に行ってきまして、そのおかげもあり、動画を漁ったりしていたらすっかりですよ。
もうすぐ千穐楽を迎えますが、神田さんの影響もあってだと思いますけれど、チケットの売れ行きは良かったみたいですし、また近いうちにやってほしいですね。
2015年版プロモーション舞台映像
『ダンス オブ ヴァンパイア』プロモーション舞台映像(2015年版)
書いたことないかもしれませんが、・・・・・・?! いや書いてます、2011年の観劇記録があるはず! ありました。それにも書いていますが、TDV好きでして。初めて観たのは2009年の再演のときだったのですけれど、そのときはうっかりチケット追加をしたくらいです。2009年のときはまだブログを始めていなかったので記録がありません。数回観たのですが。
それがさ、プレイガイドを覘いていたら、ポコッと良い席が残っていたりしたもんだから、そりゃあ追加しちゃうでしょ。そのときはS席ね。今回はB席です。Sで観たら追加したくなるからね。
今回も楽しかったです。
最後に客席を巻き込んで踊るので、作品の余韻を味わいたい人には向かないかもしれませんが、コメディ要素が入っていますし、楽しく観られる演目だと思います。ただし、吸血シーンで血糊を使用していますので、グロテスクなのが苦手な人は要注意です。
根底にあるテーマ自体には恐らく深いものがあるのだと思いますが、それを重くせずに魅せているので、気楽に観ることも出来るし、また反対に、いろいろ穿鑿することもできます。
先日、帝国劇城(誤字ではない)に行ってきまして、そのおかげもあり、動画を漁ったりしていたらすっかりですよ。
もうすぐ千穐楽を迎えますが、神田さんの影響もあってだと思いますけれど、チケットの売れ行きは良かったみたいですし、また近いうちにやってほしいですね。
2015年版プロモーション舞台映像
『ダンス オブ ヴァンパイア』プロモーション舞台映像(2015年版)
書いたことないかもしれませんが、・・・・・・?! いや書いてます、2011年の観劇記録があるはず! ありました。それにも書いていますが、TDV好きでして。初めて観たのは2009年の再演のときだったのですけれど、そのときはうっかりチケット追加をしたくらいです。2009年のときはまだブログを始めていなかったので記録がありません。数回観たのですが。
それがさ、プレイガイドを覘いていたら、ポコッと良い席が残っていたりしたもんだから、そりゃあ追加しちゃうでしょ。そのときはS席ね。今回はB席です。Sで観たら追加したくなるからね。
今回も楽しかったです。
最後に客席を巻き込んで踊るので、作品の余韻を味わいたい人には向かないかもしれませんが、コメディ要素が入っていますし、楽しく観られる演目だと思います。ただし、吸血シーンで血糊を使用していますので、グロテスクなのが苦手な人は要注意です。
根底にあるテーマ自体には恐らく深いものがあるのだと思いますが、それを重くせずに魅せているので、気楽に観ることも出来るし、また反対に、いろいろ穿鑿することもできます。
2011年12月20日
帝国劇場100周年記念公演「ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』」 2011年12月10日(土)・昼 帝国劇場(帝国劇城)
すみません、とにかく観劇記録だけはしておきたいので、そんな感じですがご了承を。
先にこれを書いておきます。
「チケット買うなら、イープラス!」というわけで、e+貸切公演でした。
そんなわけで、最後に山口さんと禅さんから一言ご挨拶があったのですが(貸切公演では最後に挨拶があるものみたいです) 、それを。うろ覚えなので、こんな感じだったという雰囲気だけでもお伝えできれば。
禅さん「チケット買うなら・・・・・・」駒田さん「イープラスでしょ」禅さん「素で忘れました(照) チケット買うなら、イープラス。アブロンシ(噛) えー、アブロンシ(噛)」駒田さん「もういいです!」
山口さん「ヴァンパイア族から皆さまに、ささやかなプレゼントをご用意しました。今日と明日の夜に、窓を開けて空を見てください。皆既月食(※)が起こります」駒田さん「祐さんが言うと、本当に宇宙まで動かしそうですけれども……」(※ この日の夜は皆既月食でした)
今回はB席での観劇だったのですが、やはり帝劇のB席好きです。
この演目の場合、1階S席の方が嬉しいこともあったりするのですが(演出上、通路を使うので)、しかしながら、ダンスシーンも見所なので、上から観てみると全体が見られて良いです。
ちなみにこの回は、浦井アルフ、知念サラ、森山V・Dでした。
この演目は、2009年の再演時に初めて拝見したのですが、想像していた以上に楽しく、ついチケットを増やしてしまったこともありました。
結構コメディ要素が多いのでシリアスになりすぎず、退屈せずに観られます。そして何より、フィナーレには観客も巻き込まれるので、それもまた楽しいですね。しかし、それがうまく観劇後感を無理矢理コントロールされているような気もしないでもないのですが、まあ、楽しいのでいいということにしておきましょうか。
さて、クロロック伯爵である山口さんですが、やはり山口さんは低音を聴かせる方なのだということを、つくづく感じました。
低音の響き、素晴らしいです。数年したら還暦とは思えないくらいの方ですよね。
山口さんをレミゼだけで拝見している方がもしいらっしゃいましたら、是非他の演目を観られることをオススメします。
バルジャンがいけないわけではなく、低音があまりないので、本来の山口さんの良さを知ることが出来ないと感じました。
また、以前にもレミゼのときに書きましたが、空間を作るのがうまい。これは本当にスゴイですよ。
そして、アブロンシウス教授である禅さん。この方も多芸な方ですが、この役はこういう方だからこそ出来るのだと思います。
そんな教授の見せ場は、「Bücher (本だ!)」でしょう。早口のような歌で、歌詞を覚えるだけでも大変。
まあ、あとはアルフレート(教授の助手)との掛け合いが楽しいですね。レミゼみたいに全部が歌な演目ではないので、要所ようしょでアドリブを入れてきています。これは他の役者さんもそうですが、その辺も見所だったりしました。
あとは、伯爵さまの息子、ヘルベルトである馬場さん。この方は今回からの参加でしたが、そんなことを感じさせないくらい、イイ感じにヘルちゃんになっていました。もちろん、2009年までの吉野さんとは違うのだけれど、馬場さんのヘルベルトも好きです。
とある場面で(観劇された方はご存知でしょうが)、吉野さんはアレな衣装?でしたが、馬場さんはまた違ってスリップ(シミーズともいいますね)を着ていました。それを見たとき、これはこれでアリだなと。(え?)
あ、そういえば、劇城(伯爵さまがいらっしゃるのがお城なので)に入城する際、光るブレスレットをもらいました。それをフィナーレのときに付けて、ダンス。
まさか帝劇で、(サイリウムではないけれど、それに近いもので)光の海を見ることになるとは思いませんでした。綺麗でしたよ。
他にも書きたいこともあるのですが、とりあえず、このくらいで。
ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』は、今月24日のクリスマスイヴまで、帝国劇場で上演されています。
先にこれを書いておきます。
「チケット買うなら、イープラス!」というわけで、e+貸切公演でした。
そんなわけで、最後に山口さんと禅さんから一言ご挨拶があったのですが(貸切公演では最後に挨拶があるものみたいです) 、それを。うろ覚えなので、こんな感じだったという雰囲気だけでもお伝えできれば。
禅さん「チケット買うなら・・・・・・」駒田さん「イープラスでしょ」禅さん「素で忘れました(照) チケット買うなら、イープラス。アブロンシ(噛) えー、アブロンシ(噛)」駒田さん「もういいです!」
山口さん「ヴァンパイア族から皆さまに、ささやかなプレゼントをご用意しました。今日と明日の夜に、窓を開けて空を見てください。皆既月食(※)が起こります」駒田さん「祐さんが言うと、本当に宇宙まで動かしそうですけれども……」(※ この日の夜は皆既月食でした)
今回はB席での観劇だったのですが、やはり帝劇のB席好きです。
この演目の場合、1階S席の方が嬉しいこともあったりするのですが(演出上、通路を使うので)、しかしながら、ダンスシーンも見所なので、上から観てみると全体が見られて良いです。
ちなみにこの回は、浦井アルフ、知念サラ、森山V・Dでした。
この演目は、2009年の再演時に初めて拝見したのですが、想像していた以上に楽しく、ついチケットを増やしてしまったこともありました。
結構コメディ要素が多いのでシリアスになりすぎず、退屈せずに観られます。そして何より、フィナーレには観客も巻き込まれるので、それもまた楽しいですね。しかし、それがうまく観劇後感を無理矢理コントロールされているような気もしないでもないのですが、まあ、楽しいのでいいということにしておきましょうか。
さて、クロロック伯爵である山口さんですが、やはり山口さんは低音を聴かせる方なのだということを、つくづく感じました。
低音の響き、素晴らしいです。数年したら還暦とは思えないくらいの方ですよね。
山口さんをレミゼだけで拝見している方がもしいらっしゃいましたら、是非他の演目を観られることをオススメします。
バルジャンがいけないわけではなく、低音があまりないので、本来の山口さんの良さを知ることが出来ないと感じました。
また、以前にもレミゼのときに書きましたが、空間を作るのがうまい。これは本当にスゴイですよ。
そして、アブロンシウス教授である禅さん。この方も多芸な方ですが、この役はこういう方だからこそ出来るのだと思います。
そんな教授の見せ場は、「Bücher (本だ!)」でしょう。早口のような歌で、歌詞を覚えるだけでも大変。
まあ、あとはアルフレート(教授の助手)との掛け合いが楽しいですね。レミゼみたいに全部が歌な演目ではないので、要所ようしょでアドリブを入れてきています。これは他の役者さんもそうですが、その辺も見所だったりしました。
あとは、伯爵さまの息子、ヘルベルトである馬場さん。この方は今回からの参加でしたが、そんなことを感じさせないくらい、イイ感じにヘルちゃんになっていました。もちろん、2009年までの吉野さんとは違うのだけれど、馬場さんのヘルベルトも好きです。
とある場面で(観劇された方はご存知でしょうが)、吉野さんはアレな衣装?でしたが、馬場さんはまた違ってスリップ(シミーズともいいますね)を着ていました。それを見たとき、これはこれでアリだなと。(え?)
あ、そういえば、劇城(伯爵さまがいらっしゃるのがお城なので)に入城する際、光るブレスレットをもらいました。それをフィナーレのときに付けて、ダンス。
まさか帝劇で、(サイリウムではないけれど、それに近いもので)光の海を見ることになるとは思いませんでした。綺麗でしたよ。
他にも書きたいこともあるのですが、とりあえず、このくらいで。
ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』は、今月24日のクリスマスイヴまで、帝国劇場で上演されています。
2011年12月16日
三ツ星キッチン・MKDF 第1弾 『EAST SIDE STORY』
今回の三ツ星はいつもと違いました。それは、MKDF(三ツ星キッチン・ドリーム・ファクトリー)という、2年に1度のお祭なのです。というわけで、劇場もいつもよりも大きく、そして、出演者も多い!
そんな舞台を観てきました。しかも席がまたありがたいことに良い席でして、砂被り席という前方の席な上にさらにその中でも前の。もう、どこを見たらいいのかわからないくらい、こちらも緊張するくらいの席です。
さて、感想ですが、もちろん、いつもの三ツ星らしさも健在しつつ、そこにさらに華やかさや、いつもよりも大きい会場だったからこそ作ることができた花道があったことで、演出の方もパワーアップしていました。
いやあ、いつものことですが、三ツ星の作品はそのときの自分と重なることが多く、今回も実は重なりまして、なにがどうというのは言及しませんが、考えてしまいました。といいますか、考えなければならない情況でもあったので、機会としてはやはり良いタイミングだったのでしょう。
すごく当たり前のことであり、でも難しい問題でもあり、そして深いテーマでもあり。根本的な部分のことを理解できていれば、なんの問題もないのだけれど、それが逆に難しくしている。しかしながら、それはすごく単純で、その答えはやはり、最終的にはそれぞれの中にある。
今回の感想はすみません、短めですが、こんな感じかなぁ、うん。
三ツ星恒例、携帯電話を切ろうキャンペーン時の写真。
すみません、ブレた(笑)
そんな舞台を観てきました。しかも席がまたありがたいことに良い席でして、砂被り席という前方の席な上にさらにその中でも前の。もう、どこを見たらいいのかわからないくらい、こちらも緊張するくらいの席です。
さて、感想ですが、もちろん、いつもの三ツ星らしさも健在しつつ、そこにさらに華やかさや、いつもよりも大きい会場だったからこそ作ることができた花道があったことで、演出の方もパワーアップしていました。
いやあ、いつものことですが、三ツ星の作品はそのときの自分と重なることが多く、今回も実は重なりまして、なにがどうというのは言及しませんが、考えてしまいました。といいますか、考えなければならない情況でもあったので、機会としてはやはり良いタイミングだったのでしょう。
すごく当たり前のことであり、でも難しい問題でもあり、そして深いテーマでもあり。根本的な部分のことを理解できていれば、なんの問題もないのだけれど、それが逆に難しくしている。しかしながら、それはすごく単純で、その答えはやはり、最終的にはそれぞれの中にある。
今回の感想はすみません、短めですが、こんな感じかなぁ、うん。
三ツ星恒例、携帯電話を切ろうキャンペーン時の写真。
すみません、ブレた(笑)
2011年10月16日
朗読活劇 レチタ・カルダ『ジャンヌ・ダルク』
15日に、上野水上野外音楽堂にて観劇。
この舞台は「朗読活劇」という、ただの朗読劇ではない舞台だったので、どんなものなのか期待をしていたが、なるほど、その名の通り、朗読+(プラス)活劇ということだった。朗読はそのまま、声を出しながら文章を読むことだが、活劇とは、立ち回りなどの動きの激しい場面を主とするもののことだ。
この舞台の語り手、坂本真綾さんの主な仕事が声の仕事のため、「朗読」はホームだが、「活劇」の方は、やはりセリフ覚えなどが必要で、それらの経験があまりなかったためか、相当に苦労していたみたいだった。終了してからのブログにて、そんなことが伝わる文章を書いていた。
実際に拝見してみて、その苦労は判った。常に忙しく働いている合間に、よくここまでセリフを覚えたな、と感心した。あれ? という、それだと話が繋がらないのではないか、という箇所もあったような気がするが、そんなことは問題にならないくらい、努力をしたことが伝わってきた。
それは、彼女のファンならば知っていることだが、忘れ物やらが多い人だ。そんな人が、ものを覚えることは、きっと相当に苦手なはずだ。その努力と頑張りは尊敬に価すると思う。
さて、感想だが 坂本さんのファンとしては良い舞台だった。舞台上だけではなく、客席の通路も使う演出だったため、かなり近くで拝見することができた。照明の影響もあったのだろうが、時折、正に「ジャンヌ・ダルク」のように、神々しくも見えた。
また、レミゼファンとしても心を揺さぶられることがあった。それは、小道具で旗を使っていたことだ。そもそも、レミゼの時代よりも大分前ではあるが、「ジャンヌ・ダルク」自体がフランスであることもあり、そういう意味でも共通点があった。それだけではなく、その旗を持つ、という動作が度々あったのだが、それが、レミゼのブルベールがしている旗振りを、私は思い起こした。もちろん、この舞台で使われている旗は赤い旗ではないが、しかしながら、赤い色は全体的に使われていた。
そして、音楽のSpanish Connectionも素晴らしかった。生演奏であったし、その音楽との融合も、なかなか難しかったのではないか。そういう意味でも素晴らしかった。
そういうわけで、ファン視点での感想は、総合的に良かった、というものだ。彼女の演技も、迫真のものであったし、“演者 坂本真綾”は、「ジャンヌ・ダルク」という一人の歴史上の少女を、素晴らしく演りきった。たった2回のステージであることが、もったいないくらいである。しかし、これ以上は彼女にはきっと酷であろう。
朗読活劇 レチタ・カルダ『ジャンヌ・ダルク』
2011年10月14日(金)・2011年10月15日(土)
上野水上野外音楽堂(東京)
語り手:坂本真綾
音楽:Spanish Connection
この舞台は「朗読活劇」という、ただの朗読劇ではない舞台だったので、どんなものなのか期待をしていたが、なるほど、その名の通り、朗読+(プラス)活劇ということだった。朗読はそのまま、声を出しながら文章を読むことだが、活劇とは、立ち回りなどの動きの激しい場面を主とするもののことだ。
この舞台の語り手、坂本真綾さんの主な仕事が声の仕事のため、「朗読」はホームだが、「活劇」の方は、やはりセリフ覚えなどが必要で、それらの経験があまりなかったためか、相当に苦労していたみたいだった。終了してからのブログにて、そんなことが伝わる文章を書いていた。
実際に拝見してみて、その苦労は判った。常に忙しく働いている合間に、よくここまでセリフを覚えたな、と感心した。あれ? という、それだと話が繋がらないのではないか、という箇所もあったような気がするが、そんなことは問題にならないくらい、努力をしたことが伝わってきた。
それは、彼女のファンならば知っていることだが、忘れ物やらが多い人だ。そんな人が、ものを覚えることは、きっと相当に苦手なはずだ。その努力と頑張りは尊敬に価すると思う。
さて、感想だが 坂本さんのファンとしては良い舞台だった。舞台上だけではなく、客席の通路も使う演出だったため、かなり近くで拝見することができた。照明の影響もあったのだろうが、時折、正に「ジャンヌ・ダルク」のように、神々しくも見えた。
また、レミゼファンとしても心を揺さぶられることがあった。それは、小道具で旗を使っていたことだ。そもそも、レミゼの時代よりも大分前ではあるが、「ジャンヌ・ダルク」自体がフランスであることもあり、そういう意味でも共通点があった。それだけではなく、その旗を持つ、という動作が度々あったのだが、それが、レミゼのブルベールがしている旗振りを、私は思い起こした。もちろん、この舞台で使われている旗は赤い旗ではないが、しかしながら、赤い色は全体的に使われていた。
そして、音楽のSpanish Connectionも素晴らしかった。生演奏であったし、その音楽との融合も、なかなか難しかったのではないか。そういう意味でも素晴らしかった。
そういうわけで、ファン視点での感想は、総合的に良かった、というものだ。彼女の演技も、迫真のものであったし、“演者 坂本真綾”は、「ジャンヌ・ダルク」という一人の歴史上の少女を、素晴らしく演りきった。たった2回のステージであることが、もったいないくらいである。しかし、これ以上は彼女にはきっと酷であろう。
朗読活劇 レチタ・カルダ『ジャンヌ・ダルク』
2011年10月14日(金)・2011年10月15日(土)
上野水上野外音楽堂(東京)
語り手:坂本真綾
音楽:Spanish Connection
2011年5月10日
『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter』
すみませんが、別所・坂本ペアの回しか観ていませんので、悪しからず。そんなわけですので当然ですが、他のペアの感想は書いていません。うっかり辿りついてしまった方は、戻るをクリック!
さて、初めての銀河劇場でした。結構ここの劇場で上演された舞台で気になったものはあったのですが、なかなか機会がなく、今回初ということで。初めての劇場は、それはそれで楽しみだったりします。やはり、劇場周りの施設や、行きやすさなどはもちろんのこと、客席やイスの感じから舞台上の幅から奥行き、そして照明などをとりあえず見回します。
まあ、そんなことはさておき、感想。昨年の初演を拝見しているので、どういう展開になるのかも知っているし、結末も知っているわけでした。しかし、微妙に脚本も変わっていましたし、初演から約一年という年月と、また相手役が変わったことで、坂本さんの演技も進化していたように思えました。
それにしても、別所さんの感情移入度は半端ないですね。演技とはいえスゴイ。号泣とまではいきませんが、泣く泣く。それでもストーリーをちゃんとおわなければいけないので、泣きながらもちゃんと読むという技術はさすが。自分はあまり感情を表に出せない人間なので、そういうのは羨ましかったりします。でも、最近はだいぶ出てしまうようになりましたが。トシですかね。いやはや。こういうものを見せられると、毎度のことながら演者さんというのはスゴイとつくづく感じさせられます。そういえば、今回は坂本さんハンカチ持参ではなかったみたいですね。前のときはハンカチ使っていたのに。他の方のを観ていないのでなんともいえないのですが、演出で使わないようにしていたのでしょうか。男性はいいけれども、女性には使わせてあげてほしいですね。
今回、別所・坂本ペアの2回ともを観させてもらいましたが、やはり違かったですね。それはナマモノなので当然なのですが、1回目の方がお二方とも泣いていらしたような気もしないでもなかったです。微妙だけれど。場面ばめんで変わるからなんともいえないのですけどね。あとは、客席の反応。これは確実に楽の方が反応が良かった。結構笑いがおきていました。すすり泣きに関しては、1回目のときの周囲の人の方が泣いていたかな。そして、カーテンコール。楽日のはちょっと驚きました。この公演全体の楽でもあったので、大千穐楽だったわけですが、6回か7回出てきたのではないか? スタンディングオベーションまで起こりまして、お二方とも泣いていらしたようです。投げキッスのサービスもありで。
ストーリーに関しては、言わなくても問題ないでしょう。ご存知ない場合は韓国映画、もしくは書籍類、この朗読劇の書籍も発売されていますので、そちらを御覧いただければ。
そして、4th letter の上演が決定しています。2012年5月、天王洲 銀河劇場。次は、どんな方が出演されるのか楽しみです。観に行くかはわからないですが、やはり、違う人の薫も観てみたいですよね。
さて、初めての銀河劇場でした。結構ここの劇場で上演された舞台で気になったものはあったのですが、なかなか機会がなく、今回初ということで。初めての劇場は、それはそれで楽しみだったりします。やはり、劇場周りの施設や、行きやすさなどはもちろんのこと、客席やイスの感じから舞台上の幅から奥行き、そして照明などをとりあえず見回します。
まあ、そんなことはさておき、感想。昨年の初演を拝見しているので、どういう展開になるのかも知っているし、結末も知っているわけでした。しかし、微妙に脚本も変わっていましたし、初演から約一年という年月と、また相手役が変わったことで、坂本さんの演技も進化していたように思えました。
それにしても、別所さんの感情移入度は半端ないですね。演技とはいえスゴイ。号泣とまではいきませんが、泣く泣く。それでもストーリーをちゃんとおわなければいけないので、泣きながらもちゃんと読むという技術はさすが。自分はあまり感情を表に出せない人間なので、そういうのは羨ましかったりします。でも、最近はだいぶ出てしまうようになりましたが。トシですかね。いやはや。こういうものを見せられると、毎度のことながら演者さんというのはスゴイとつくづく感じさせられます。そういえば、今回は坂本さんハンカチ持参ではなかったみたいですね。前のときはハンカチ使っていたのに。他の方のを観ていないのでなんともいえないのですが、演出で使わないようにしていたのでしょうか。男性はいいけれども、女性には使わせてあげてほしいですね。
今回、別所・坂本ペアの2回ともを観させてもらいましたが、やはり違かったですね。それはナマモノなので当然なのですが、1回目の方がお二方とも泣いていらしたような気もしないでもなかったです。微妙だけれど。場面ばめんで変わるからなんともいえないのですけどね。あとは、客席の反応。これは確実に楽の方が反応が良かった。結構笑いがおきていました。すすり泣きに関しては、1回目のときの周囲の人の方が泣いていたかな。そして、カーテンコール。楽日のはちょっと驚きました。この公演全体の楽でもあったので、大千穐楽だったわけですが、6回か7回出てきたのではないか? スタンディングオベーションまで起こりまして、お二方とも泣いていらしたようです。投げキッスのサービスもありで。
ストーリーに関しては、言わなくても問題ないでしょう。ご存知ない場合は韓国映画、もしくは書籍類、この朗読劇の書籍も発売されていますので、そちらを御覧いただければ。
そして、4th letter の上演が決定しています。2012年5月、天王洲 銀河劇場。次は、どんな方が出演されるのか楽しみです。観に行くかはわからないですが、やはり、違う人の薫も観てみたいですよね。
2011年4月10日
Sound Theatre 新感覚・音楽朗読劇『HIPNAGOGIA』
すみません。書かないまま約1ヶ月が経ってしまいました。というわけで、短いですが。
この舞台は、『ヒプナゴギア』という舞台です。以前にも、このブログで触れたと思います。視覚障害者の方でも観ることが出来る、そんな舞台です。
それは、音と香りによる演出により、
“目には見えなくとも 心に浮かび上がる舞台” (公演フライヤーより)
これは、自分が以前から思っていることに通じるものがあるのです。だから、舞台に限らず、こういうコンセプトのものが増えてくれることを望みます。
この舞台は、東日本大震災があった次の日からの公演だった。それ故、この舞台に携われていた皆さんは、かなり悩まれていた。演出の藤沢さんのツイッターでは、その苦悩がみてとれた。それでも、予定通り公演は実施された。
それは、大変有難かった。やはり、他の舞台に限らず、エンターテイメント系のものは自粛ムードであった。そんな中の決断は、とても勇気のいることであるし、批判もあったことだろう。
なにより、山寺さんの姿勢は素晴らしかった。ご実家が宮城県で、ご両親は被災されている。それでも、舞台上では毅然とされていた。しっかり、観客を笑わせていた。
内容も、少々重い内容であるのにも関わらず、それを自分は重いとは感じなかった。それは、演出によるものであろう。
この舞台、DVD化(7月上旬予定)が決定している。是非、観ていただきたい。だから、詳しいことは書かない。ただ、これだけは言える。
ただの朗読劇ではない。タイトル通り、新感覚だ。

Sound Theatre 新感覚・音楽朗読劇『HIPNAGOGIA』
2011年3月12日(土)~2011年3月13日(日)
日本橋三井ホール(東京)
山寺宏一
柳家花緑
林原めぐみ
脚本・演出:藤沢文翁
音楽・ピアノ演奏:稲本響
ブレス:MaL
この舞台は、『ヒプナゴギア』という舞台です。以前にも、このブログで触れたと思います。視覚障害者の方でも観ることが出来る、そんな舞台です。
それは、音と香りによる演出により、
“目には見えなくとも 心に浮かび上がる舞台” (公演フライヤーより)
これは、自分が以前から思っていることに通じるものがあるのです。だから、舞台に限らず、こういうコンセプトのものが増えてくれることを望みます。
この舞台は、東日本大震災があった次の日からの公演だった。それ故、この舞台に携われていた皆さんは、かなり悩まれていた。演出の藤沢さんのツイッターでは、その苦悩がみてとれた。それでも、予定通り公演は実施された。
それは、大変有難かった。やはり、他の舞台に限らず、エンターテイメント系のものは自粛ムードであった。そんな中の決断は、とても勇気のいることであるし、批判もあったことだろう。
なにより、山寺さんの姿勢は素晴らしかった。ご実家が宮城県で、ご両親は被災されている。それでも、舞台上では毅然とされていた。しっかり、観客を笑わせていた。
内容も、少々重い内容であるのにも関わらず、それを自分は重いとは感じなかった。それは、演出によるものであろう。
この舞台、DVD化(7月上旬予定)が決定している。是非、観ていただきたい。だから、詳しいことは書かない。ただ、これだけは言える。
ただの朗読劇ではない。タイトル通り、新感覚だ。

Sound Theatre 新感覚・音楽朗読劇『HIPNAGOGIA』
2011年3月12日(土)~2011年3月13日(日)
日本橋三井ホール(東京)
山寺宏一
柳家花緑
林原めぐみ
脚本・演出:藤沢文翁
音楽・ピアノ演奏:稲本響
ブレス:MaL
2011年3月12日
『琉球ロマネスク テンペスト』
この作品の原作小説が発売されるときだったか、作者の方がラジオにゲストで御出演されていて、あらすじを聞いた時点で舞台になったら面白いのではないか、と思っていた。とはいえ、読んだわけではないので、とりあえず、読んでみなければ判らない、と思ったまま数ヶ月が過ぎ、あるとき、ふと思い出して本屋で単行本を買った。そして読んでみたら、自分にはあっていたのか面白く、すぐに作品の世界に引き込まれた。
と、そんな経緯があるので、この舞台には大変期待をしていた。出演者も、主人公の寧温には仲間さんで、この方は琉球舞踊が出来る方らしく、ピッタリだと思った。他の役者さん達も、素晴らしい方々。ただ、生瀬さんの配役にはビックリしたが。
そして、実際に舞台を観ての感想は、原作通りというのは難しいだろう、ということは重々承知していたが、かなり変えられていたのが残念だった。でも、別物として、舞台の作品として観る分には、良い舞台だと思う。エンターテイメントとしての機能が充分に発揮されているし、生瀬さんにも全く違和感がなかったから(笑)
と、そんな経緯があるので、この舞台には大変期待をしていた。出演者も、主人公の寧温には仲間さんで、この方は琉球舞踊が出来る方らしく、ピッタリだと思った。他の役者さん達も、素晴らしい方々。ただ、生瀬さんの配役にはビックリしたが。
そして、実際に舞台を観ての感想は、原作通りというのは難しいだろう、ということは重々承知していたが、かなり変えられていたのが残念だった。でも、別物として、舞台の作品として観る分には、良い舞台だと思う。エンターテイメントとしての機能が充分に発揮されているし、生瀬さんにも全く違和感がなかったから(笑)
2010年12月29日
三ツ星キッチン musical 『ATM』
いやぁ、すみません。延ばし延ばしで楽日から一週間以上経ってしまいました。今年中にどうにかしなければと思い頑張ってみましたが、ダメです。なので、適当な感じになってしまっているかもしれませんが、どうか許してください。
最初、キャスト表を見て一番驚いたのは、寿ひずるさんがいらっしゃったこと。こんな大御所の方が御出演されるなんて、なんてすごいのだと思った。この劇場のキャパは200弱くらい。このくらいの劇場で演じられているのを観ることなんて滅多にないことであろう。
しかも、いざ舞台が始まってみてもっと驚いた。役柄がパート社員さん。パートさんですよ。もしかしたら、いつも演じられないような役だったから、面白かったかもしれない。このような機会というのもそうそうないだろうし。いつも性格がキツそうな役柄を演じられているイメージがあったので、かなり新鮮だったし、すごく良かった。
さて、今回のこの舞台は、初のダブルキャスト公演だった。一部の役に★組と❤組があり、回でキャストが変わった。自分は、今回事情があって2回観させてもらったのだが、両方とも同じ組だったのはちょっと残念。どうせなら、違う組で観たかった。でも、やはり舞台は生物。全く同じキャストでも全然違うものだった。お客さんの反応も2回目の方が断然良かったし、だからといって1回目に観たときにはウケていたのに2回目のときにはウケていないという場面もあって、それぞれの回にはそれぞれの良さがあった。
その中でも特筆すべきは、竹田安子。出てきたとき、一番に思ったのは「美脚」だった。家に帰ってから、姉に安子のポストカードを見せたら誉めていた。「脚“は”キレイだ」と(笑)
舞台が終ってからキャストさんが客席にいらしてくれるというので、アンケートを書きながら待っていてみたら、KAZZさん、いや安子がグッズの売り子でやってきた。そのとき安子を間近で見たら、正直怖かった。間近で見るものではないということを改めて感じた。
話の内容としては、毎度感じることではあるが、やはりここの舞台は自分に合っている。今回のメインは高田夫妻だが、まさに『ATM』という名の通りだったし、現在の自分にも考えさせられるものがあった。ここの舞台の良さはそこだ。本当に有り得るかもしれない日常をテーマにしつつ、まあ、有り得ない現象もあったりはするが、それでも最後はハッピーで終る。こういう人間味溢れる舞台というのは、観ていて大変面白い。そしてまた、エンターテイメントとしても楽しめるものであるところが、大変素晴らしい。
今回友情出演された阿部さんについても、自分はジャベールのイメージが強いが、こういう役も良いと思った。それになにより声が良いし、歌も上手い。役柄的には、実際、あんなに怒鳴られたり机を叩かれたら耐えられないかもしれない。でも、ああいう人は本当は良い人が多いことも知っているので、付いていける人だと思えば頑張れるかも。以前にそういう上司と仕事をしたことがある。その人は職人だったから、怒鳴られまくったし、何回も頭を殴られた。普段は穏やかなのだけれど、職場に入ると人が変わるのだ。
話が逸れたが、今回の『ATM』。これは、三ツ星キッチンになる前に上演された『FAMILY』の続編ともいえるものであったらしい。というわけで、そのとき上演された『FAMILY』のDVDが1000円で販売されていたので、購入した。これで、三ツ星キッチンの原点が観られる。どうやらこのDVD、2回目に観に行ったときには売り切れていた。危なかった。まあ、予約は受け付けていたので、購入はできたが。それにしても、手作り感満載のDVDだ。こういうの嫌いじゃない。
最後に、携帯電話を切ろうキャンペーンのときの写真。前に載せなかった分です。
最初、キャスト表を見て一番驚いたのは、寿ひずるさんがいらっしゃったこと。こんな大御所の方が御出演されるなんて、なんてすごいのだと思った。この劇場のキャパは200弱くらい。このくらいの劇場で演じられているのを観ることなんて滅多にないことであろう。
しかも、いざ舞台が始まってみてもっと驚いた。役柄がパート社員さん。パートさんですよ。もしかしたら、いつも演じられないような役だったから、面白かったかもしれない。このような機会というのもそうそうないだろうし。いつも性格がキツそうな役柄を演じられているイメージがあったので、かなり新鮮だったし、すごく良かった。
さて、今回のこの舞台は、初のダブルキャスト公演だった。一部の役に★組と❤組があり、回でキャストが変わった。自分は、今回事情があって2回観させてもらったのだが、両方とも同じ組だったのはちょっと残念。どうせなら、違う組で観たかった。でも、やはり舞台は生物。全く同じキャストでも全然違うものだった。お客さんの反応も2回目の方が断然良かったし、だからといって1回目に観たときにはウケていたのに2回目のときにはウケていないという場面もあって、それぞれの回にはそれぞれの良さがあった。
その中でも特筆すべきは、竹田安子。出てきたとき、一番に思ったのは「美脚」だった。家に帰ってから、姉に安子のポストカードを見せたら誉めていた。「脚“は”キレイだ」と(笑)
舞台が終ってからキャストさんが客席にいらしてくれるというので、アンケートを書きながら待っていてみたら、KAZZさん、いや安子がグッズの売り子でやってきた。そのとき安子を間近で見たら、正直怖かった。間近で見るものではないということを改めて感じた。
話の内容としては、毎度感じることではあるが、やはりここの舞台は自分に合っている。今回のメインは高田夫妻だが、まさに『ATM』という名の通りだったし、現在の自分にも考えさせられるものがあった。ここの舞台の良さはそこだ。本当に有り得るかもしれない日常をテーマにしつつ、まあ、有り得ない現象もあったりはするが、それでも最後はハッピーで終る。こういう人間味溢れる舞台というのは、観ていて大変面白い。そしてまた、エンターテイメントとしても楽しめるものであるところが、大変素晴らしい。
今回友情出演された阿部さんについても、自分はジャベールのイメージが強いが、こういう役も良いと思った。それになにより声が良いし、歌も上手い。役柄的には、実際、あんなに怒鳴られたり机を叩かれたら耐えられないかもしれない。でも、ああいう人は本当は良い人が多いことも知っているので、付いていける人だと思えば頑張れるかも。以前にそういう上司と仕事をしたことがある。その人は職人だったから、怒鳴られまくったし、何回も頭を殴られた。普段は穏やかなのだけれど、職場に入ると人が変わるのだ。
話が逸れたが、今回の『ATM』。これは、三ツ星キッチンになる前に上演された『FAMILY』の続編ともいえるものであったらしい。というわけで、そのとき上演された『FAMILY』のDVDが1000円で販売されていたので、購入した。これで、三ツ星キッチンの原点が観られる。どうやらこのDVD、2回目に観に行ったときには売り切れていた。危なかった。まあ、予約は受け付けていたので、購入はできたが。それにしても、手作り感満載のDVDだ。こういうの嫌いじゃない。
最後に、携帯電話を切ろうキャンペーンのときの写真。前に載せなかった分です。
2010年11月30日
演劇集団キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』アナザーキャスト
今回観たこの舞台は、別キャストでの上演もされている。というより、今回観た方がアナザーなのだが。
もう一方のキャストバージョンは、まさに25thスペシャルで、昔からのキャラメルファンの方には嬉しすぎるくらいのメンバー。というのも、以前この劇団に所属していた方が出演しているからだ。その人物は上川隆也さんと近江谷太朗さん。この二人はすでに退団しているので、もう出演することも難しいところだが、今回、それが叶った。それにより、同劇団所属の西川浩幸さんとのトリオが実現した。
そんなスペシャルキャストとは違った、このアナザーキャスト版。こちらもこちらで、スペシャルである。それは、最近ではあまり舞台に立つことが少なくなった役者が出演しているからだ。スタッフとして舞台に関わってはいらしたが、役者として舞台に立たれているのは自分が観に行くようになってからは見たことがなかった。だから、ある意味レアなメンバーが出演していたこのアナザーキャスト版。
感想としては、脚本・演出の成井さんが“代表作だ、と胸を張って言える作品”とおっしゃるとおり、発想、そして内容も大変面白かった。実は、この作品は自分にとっても特別な作品なので、やっと生で観ることができて大変嬉しいことである。この作品と出逢っていなければ、今、こうして“趣味は観劇だ”ということを言っていなかったであろう。
あれはいつか忘れてしまったのであるが、昔、この演目がテレビで放送されていて、それをたまたま見たのだ。その日は、ゲームをしようと思ってテレビをつけた。そうしたら、この演目が放送されていたのである。それをゲームの用意をしながら見ていたら、なんだかすごく引き込まれるものがあり、ゲームをせずにそのままそれを最後まで見てしまった。見終わったあと、“舞台ってこんなに面白いのだ”と素直に思ったことを覚えている。それが頭の片隅にあり、数年後、ふとそのことを思いだし、そのとき劇団名を覚えていたので、調べてみたというわけだ。そして、なんやかんやあって、今に至るわけである。
だから、この舞台をテレビで見ていなければ、舞台好きにはなっていなかったのであろうし、今の自分はなかったと思う。そう考えると、この演目との出逢いは、大変大事なものであったのだと思っている。
こういう自分の経験もあるので、その人が舞台好きになるかは、出逢う舞台によって変わると思う。その人にあっている舞台を観られれば、一発であろうし、そういうものに出逢えなければ、どんなに有名で人気のある舞台であってもダメであろう。
ときどき、舞台に興味はあるが……、という人に出逢う。その中には、以前に観に行ったことはあるのだがつまらなかった、という人もいた。そういう人には、その人の好きな感じのことを訊いて、それでアドバイスをすることもある。
そんな風に、舞台に興味を抱いてくれている人は意外といるものである。そういう人たちを舞台好きにしていくことができたら、今のような、舞台離れという現状は打開できるのかもしれない。
この続きは、これからこの舞台を観に行く予定のある方は読まない方がいいかもしれない。とはいっても、ネタバレするようなことはそんなに書いていないとは思うのだが。
だいぶ逸れてしまったが、話を戻そう。
いろいろ考えさせられる部分があった。恐らく、この作品はただ映画の中の人物が出てきてどうこう、という作品ではない。そこから“なにを感じとれるか”というところが大事だと思う。
「僕らには今しかない」という芥川の言葉。これは、映画の中ではひたすらに同じことを繰り返しているので、未来なんぞは自分たちにはないのだ、ということである。現実では、たしかに一瞬一瞬で未来に行き、そして、それはすぐに今になる。その繰り返しで時間というのは進んでいくわけで、それは未来へ進んでいるということである。しかし、今、という時間はいってみれば点でしかない。これは、他の過去や未来と違って、今、という時間は後にも先にもないものである。ずっと未来へ進んでいき過去へ戻ることはない、ということでは映画の中とは違うが、今、というものが大事だ、ということでは相違ない。
「僕らの映画は僕らのもの」。これは、映画の中の人物は、ずっとその脚本どおりに何回も何回も同じものを演じてきた。しかしそうではなくて、映画というのは自分たちのものなのだから、自分たちで考え進めてこの映画を作っていこうということである。そうすることで、今しかない、という現状に未来が生まれる。毎回なにかが違うものになるからだ。現実だってそうだ。その人の人生はその人のものであり、誰かのものではない。だから、いろいろな場面において選択を強いられる。その選択如何では、その後の人生が変わったりするものである。でも、そうなること自体が、その人自身の人生だという証拠にもなる。
ここまで書いておいてなんだが、なんか、自分で書いていてもよくわからなくなったので、このくらいにしておく。
最後に、やはり、もう一方のキャストバージョンも観たかった、というのが本音。しかし、チケットが取れなかったのだから仕方がないと諦めて、DVDになるのを待とうと思う。
もう一方のキャストバージョンは、まさに25thスペシャルで、昔からのキャラメルファンの方には嬉しすぎるくらいのメンバー。というのも、以前この劇団に所属していた方が出演しているからだ。その人物は上川隆也さんと近江谷太朗さん。この二人はすでに退団しているので、もう出演することも難しいところだが、今回、それが叶った。それにより、同劇団所属の西川浩幸さんとのトリオが実現した。
そんなスペシャルキャストとは違った、このアナザーキャスト版。こちらもこちらで、スペシャルである。それは、最近ではあまり舞台に立つことが少なくなった役者が出演しているからだ。スタッフとして舞台に関わってはいらしたが、役者として舞台に立たれているのは自分が観に行くようになってからは見たことがなかった。だから、ある意味レアなメンバーが出演していたこのアナザーキャスト版。
感想としては、脚本・演出の成井さんが“代表作だ、と胸を張って言える作品”とおっしゃるとおり、発想、そして内容も大変面白かった。実は、この作品は自分にとっても特別な作品なので、やっと生で観ることができて大変嬉しいことである。この作品と出逢っていなければ、今、こうして“趣味は観劇だ”ということを言っていなかったであろう。
あれはいつか忘れてしまったのであるが、昔、この演目がテレビで放送されていて、それをたまたま見たのだ。その日は、ゲームをしようと思ってテレビをつけた。そうしたら、この演目が放送されていたのである。それをゲームの用意をしながら見ていたら、なんだかすごく引き込まれるものがあり、ゲームをせずにそのままそれを最後まで見てしまった。見終わったあと、“舞台ってこんなに面白いのだ”と素直に思ったことを覚えている。それが頭の片隅にあり、数年後、ふとそのことを思いだし、そのとき劇団名を覚えていたので、調べてみたというわけだ。そして、なんやかんやあって、今に至るわけである。
だから、この舞台をテレビで見ていなければ、舞台好きにはなっていなかったのであろうし、今の自分はなかったと思う。そう考えると、この演目との出逢いは、大変大事なものであったのだと思っている。
こういう自分の経験もあるので、その人が舞台好きになるかは、出逢う舞台によって変わると思う。その人にあっている舞台を観られれば、一発であろうし、そういうものに出逢えなければ、どんなに有名で人気のある舞台であってもダメであろう。
ときどき、舞台に興味はあるが……、という人に出逢う。その中には、以前に観に行ったことはあるのだがつまらなかった、という人もいた。そういう人には、その人の好きな感じのことを訊いて、それでアドバイスをすることもある。
そんな風に、舞台に興味を抱いてくれている人は意外といるものである。そういう人たちを舞台好きにしていくことができたら、今のような、舞台離れという現状は打開できるのかもしれない。
この続きは、これからこの舞台を観に行く予定のある方は読まない方がいいかもしれない。とはいっても、ネタバレするようなことはそんなに書いていないとは思うのだが。
だいぶ逸れてしまったが、話を戻そう。
いろいろ考えさせられる部分があった。恐らく、この作品はただ映画の中の人物が出てきてどうこう、という作品ではない。そこから“なにを感じとれるか”というところが大事だと思う。
「僕らには今しかない」という芥川の言葉。これは、映画の中ではひたすらに同じことを繰り返しているので、未来なんぞは自分たちにはないのだ、ということである。現実では、たしかに一瞬一瞬で未来に行き、そして、それはすぐに今になる。その繰り返しで時間というのは進んでいくわけで、それは未来へ進んでいるということである。しかし、今、という時間はいってみれば点でしかない。これは、他の過去や未来と違って、今、という時間は後にも先にもないものである。ずっと未来へ進んでいき過去へ戻ることはない、ということでは映画の中とは違うが、今、というものが大事だ、ということでは相違ない。
「僕らの映画は僕らのもの」。これは、映画の中の人物は、ずっとその脚本どおりに何回も何回も同じものを演じてきた。しかしそうではなくて、映画というのは自分たちのものなのだから、自分たちで考え進めてこの映画を作っていこうということである。そうすることで、今しかない、という現状に未来が生まれる。毎回なにかが違うものになるからだ。現実だってそうだ。その人の人生はその人のものであり、誰かのものではない。だから、いろいろな場面において選択を強いられる。その選択如何では、その後の人生が変わったりするものである。でも、そうなること自体が、その人自身の人生だという証拠にもなる。
ここまで書いておいてなんだが、なんか、自分で書いていてもよくわからなくなったので、このくらいにしておく。
最後に、やはり、もう一方のキャストバージョンも観たかった、というのが本音。しかし、チケットが取れなかったのだから仕方がないと諦めて、DVDになるのを待とうと思う。
2010年8月6日
三ツ星キッチン Musical『home』
暑さにやられたり、雑多な用に追われていたら書きそびれてしまっていました。なので、今回は簡単に。
年2回のお楽しみ、三ツ星キッチンの公演がありました。
昨年の旗揚げ公演から3回目となる今回は、前回公演『リストランテ』の続編で新作。福島の田舎を舞台に、前作においても存在感があった池谷正のその後を描いています。
今回の作品は、『home』というだけにどこか懐かしく、そしてまた、この懐かしさを通すことにより、都会人における『home』というものの在り方さえも考えさせてくれる作品でした。
また、「生きる」ということ、そして「絆」。このような簡単そうで、とても難しいことを変に曲げずに表現されていて、それが大変心地良かったです。
高田安男のキャラも相変わらずで、何より今回は中国製の衣装ですか、あれも素晴らしかった。
次回は、2010/12/12(日)~20(月)・赤坂レッドシアター。
タイトルは『ATM』。
A 愛(あい)する人の
T 為(ため)に
M 何(まに)ができますか?
↑誤字ではありません。
年2回のお楽しみ、三ツ星キッチンの公演がありました。
昨年の旗揚げ公演から3回目となる今回は、前回公演『リストランテ』の続編で新作。福島の田舎を舞台に、前作においても存在感があった池谷正のその後を描いています。
今回の作品は、『home』というだけにどこか懐かしく、そしてまた、この懐かしさを通すことにより、都会人における『home』というものの在り方さえも考えさせてくれる作品でした。
また、「生きる」ということ、そして「絆」。このような簡単そうで、とても難しいことを変に曲げずに表現されていて、それが大変心地良かったです。
高田安男のキャラも相変わらずで、何より今回は中国製の衣装ですか、あれも素晴らしかった。
次回は、2010/12/12(日)~20(月)・赤坂レッドシアター。
タイトルは『ATM』。
A 愛(あい)する人の
T 為(ため)に
M 何(まに)ができますか?
↑誤字ではありません。
2010年6月7日
朗読劇『私の頭の中の消しゴム』
『私の頭の中の消しゴム』といえば、日本でも大ヒットした韓国映画です。それを朗読劇という形で舞台化した、今回のこの公演でした。
この作品、もともとは『Pure Soul~君が僕を忘れても~』という日本のTVドラマだそうです。
誠に申し訳ないのですが、色々な媒体に展開している有名な作品なのに、全くどれにも触れたことがありませんでした。
だからこそ、まっさらな気持ちで観ることができた、という意味ではよかったのかもしれません。とくに朗読劇なので、言葉が素直に入ってくる方が楽しめますからね。
では、公演も終了したことですし感想を書きたいと思います。
この公演、8組のペアでそれぞれ2回、計16回の公演数でした。
今回拝見したのは2回【5月29日(土)18:00開演・6月1日(火)14:00開演】。とはいえ、泉見さんと坂本さんの回だけですので、分けて書かずに一緒にします。
公演時間は2時間。朗読という形なので、入り込めなかった人は結構キツかったのではないかなぁ。ただでさえ動きがあまりないですし、それに舞台に興味がなかったりしたら、そりゃあ眠くなりますよね。実際にキツそうな人、いましたね。でも、お願いだから音を立てないでほしいです、気になるから。まあ、解りますけど。
感想としては、大変良かったです。
2回とも、周りですすり泣く声が聞こえてきましたし、まあ、さすがに泣くことはなかったのですが、感極まるものがありました。
2人の日記形式で物語が進むのですが、それにより、当人の心情が巧く表現されつつ、そしてまた、時間軸もしっかりとしていたので、物語に入りやすかったです。
また、2人が座っている後ろにモニターがあり、そこに画面が映し出されるのですが、その画面に余計なものはなく最低限のものであったので、それにより観客の想像を巧くかきたてていたのではないでしょうか。
そして、観終わってから色々考えてしまいました。
自分が薫の立場だったら? はたまた、浩介の立場だったら? と。
記憶がなくなるというのは相当辛いことだろうと思います。それまで普通に出来ていたことが出来なくなるわけですから、辛いというか、もどかしいですよね。出来ない自分に腹が立つ、というのは現時点でも良くあるのですが、それが日常茶飯事になったら大変だなぁ。
とはいえ、きっと症状が進行していくと出来ていたことも忘れてしまうのですよね。
そして、介護する側も。どんなに好きな人でも、そこまで献身的になれるのだろうか。今の自分には答えが出ないです。
それにしても、最後の薫の言葉はキツイ。予想はしていましたが、いやぁ、あれを言われたら、仕方のないことだと解ってはいても、どうしたら良いのか判らなくなりますね。とりあえずその言葉、再演も決定しているので書くのはやめておきます。
とかなんとか言いつつ、まあ、始終思っていたことは、泉見さん若いなぁ、イケメンってこういう人のことなんだろうなぁ、坂本さんまた一段と綺麗になったような気がするなぁ、良い歳の取り方しているなぁ、など。全く内容に関係のない、このようなことを思いながら観ていました(笑)。
そんなダメな自分ですが、でも、“やはり表現者という人はスゴイ!”と、つくづく感じさせられた公演でした。
この作品、もともとは『Pure Soul~君が僕を忘れても~』という日本のTVドラマだそうです。
誠に申し訳ないのですが、色々な媒体に展開している有名な作品なのに、全くどれにも触れたことがありませんでした。
だからこそ、まっさらな気持ちで観ることができた、という意味ではよかったのかもしれません。とくに朗読劇なので、言葉が素直に入ってくる方が楽しめますからね。
では、公演も終了したことですし感想を書きたいと思います。
この公演、8組のペアでそれぞれ2回、計16回の公演数でした。
今回拝見したのは2回【5月29日(土)18:00開演・6月1日(火)14:00開演】。とはいえ、泉見さんと坂本さんの回だけですので、分けて書かずに一緒にします。
公演時間は2時間。朗読という形なので、入り込めなかった人は結構キツかったのではないかなぁ。ただでさえ動きがあまりないですし、それに舞台に興味がなかったりしたら、そりゃあ眠くなりますよね。実際にキツそうな人、いましたね。でも、お願いだから音を立てないでほしいです、気になるから。まあ、解りますけど。
感想としては、大変良かったです。
2回とも、周りですすり泣く声が聞こえてきましたし、まあ、さすがに泣くことはなかったのですが、感極まるものがありました。
2人の日記形式で物語が進むのですが、それにより、当人の心情が巧く表現されつつ、そしてまた、時間軸もしっかりとしていたので、物語に入りやすかったです。
また、2人が座っている後ろにモニターがあり、そこに画面が映し出されるのですが、その画面に余計なものはなく最低限のものであったので、それにより観客の想像を巧くかきたてていたのではないでしょうか。
そして、観終わってから色々考えてしまいました。
自分が薫の立場だったら? はたまた、浩介の立場だったら? と。
記憶がなくなるというのは相当辛いことだろうと思います。それまで普通に出来ていたことが出来なくなるわけですから、辛いというか、もどかしいですよね。出来ない自分に腹が立つ、というのは現時点でも良くあるのですが、それが日常茶飯事になったら大変だなぁ。
とはいえ、きっと症状が進行していくと出来ていたことも忘れてしまうのですよね。
そして、介護する側も。どんなに好きな人でも、そこまで献身的になれるのだろうか。今の自分には答えが出ないです。
それにしても、最後の薫の言葉はキツイ。予想はしていましたが、いやぁ、あれを言われたら、仕方のないことだと解ってはいても、どうしたら良いのか判らなくなりますね。とりあえずその言葉、再演も決定しているので書くのはやめておきます。
とかなんとか言いつつ、まあ、始終思っていたことは、泉見さん若いなぁ、イケメンってこういう人のことなんだろうなぁ、坂本さんまた一段と綺麗になったような気がするなぁ、良い歳の取り方しているなぁ、など。全く内容に関係のない、このようなことを思いながら観ていました(笑)。
そんなダメな自分ですが、でも、“やはり表現者という人はスゴイ!”と、つくづく感じさせられた公演でした。
2009年12月28日
三ツ星キッチン『リストランテ』
すーっごく今更なのですが。感想、観たので書いておきます。
本当は、観た当日にでも書いておけば、宣伝にもなったのですが。申しわけないです。
まあ、次回公演も7月に決定していますので、とりあえず、ね。
この「三ツ星キッチン」は、上条恒さん、KAZZさん、伊藤俊彦さんの三人からなる劇団です。そして、公演の際には、客演としてミュージカルなどで活躍している俳優さんが参加する、というそんな劇団です。
今回が、旗揚げから2回目の公演でした。自分は、前回の公演を観劇した際、凄く好きなタイプの空気間だったので、ファンになったのです。
何より、自分の心を鷲掴みしたのは、高田安男さんですね。この高田安男という人は、KAZZさんが演っているキャラクターなのです。公演チラシで、最初見た時のインパクトは凄い物でしたが、それにより、大変気になる存在になりました。
実際に、舞台で拝見した高田さんは、自分の想像をも超えるものでした。なんでしょうかね、あの憎めない感じ。そして、的確な助言に、あんな人が近くに居たらいいなぁ、とちょっと思いました。変わり者好きだからかも知れませんが。
あ、感想書かなきゃ。
この『リストランテ』は、「三ツ星キッチン」に劇団名を改名する前に上演された演目ですので、今回再演という事になりました。
簡単にいきますね。舞台は、レストラン。そこで起こる、人間模様を通しながらの、仕事や生き方、その他諸々。色々考えさせられる舞台でした。実際に誰しも通るのであろう事柄が故、今の自分なら? などと、考えてしまいました。
出演者では、駒田さんのキャラが合いすぎていて良かったのと、前回の公演の時にも思ったのですが、水野貴以さんの声が凄く良いなぁ、という事。あと、やっぱり、東山さんですか。ダンス素晴らしかったです。
何はともあれ、念願の東山さんも見ることができましたし、大変満足の舞台でした。次回の『home』も楽しみにしています。
本当は、観た当日にでも書いておけば、宣伝にもなったのですが。申しわけないです。
まあ、次回公演も7月に決定していますので、とりあえず、ね。
この「三ツ星キッチン」は、上条恒さん、KAZZさん、伊藤俊彦さんの三人からなる劇団です。そして、公演の際には、客演としてミュージカルなどで活躍している俳優さんが参加する、というそんな劇団です。
今回が、旗揚げから2回目の公演でした。自分は、前回の公演を観劇した際、凄く好きなタイプの空気間だったので、ファンになったのです。
何より、自分の心を鷲掴みしたのは、高田安男さんですね。この高田安男という人は、KAZZさんが演っているキャラクターなのです。公演チラシで、最初見た時のインパクトは凄い物でしたが、それにより、大変気になる存在になりました。
実際に、舞台で拝見した高田さんは、自分の想像をも超えるものでした。なんでしょうかね、あの憎めない感じ。そして、的確な助言に、あんな人が近くに居たらいいなぁ、とちょっと思いました。変わり者好きだからかも知れませんが。
あ、感想書かなきゃ。
この『リストランテ』は、「三ツ星キッチン」に劇団名を改名する前に上演された演目ですので、今回再演という事になりました。
簡単にいきますね。舞台は、レストラン。そこで起こる、人間模様を通しながらの、仕事や生き方、その他諸々。色々考えさせられる舞台でした。実際に誰しも通るのであろう事柄が故、今の自分なら? などと、考えてしまいました。
出演者では、駒田さんのキャラが合いすぎていて良かったのと、前回の公演の時にも思ったのですが、水野貴以さんの声が凄く良いなぁ、という事。あと、やっぱり、東山さんですか。ダンス素晴らしかったです。
何はともあれ、念願の東山さんも見ることができましたし、大変満足の舞台でした。次回の『home』も楽しみにしています。
2009年12月3日
ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』
この作品を観ようと思った切掛けは、ヴァンパイアを観て、普通の役の吉野さんを見てみたいと思った為と、宮本亜門氏の演出作品を観たことが無かったので、観ておこう、という二つの理由からである。
約2年ぶりのシアタークリエ。客席が地下だという事をすっかり忘れていたが、座席は、ほどほどの席で観易かった。
今回、何より驚いたのが、猫。猫が出てくるという事は知っていたが、どういう風にして出るのか、楽しみであった。今回実際に見て、なかなか動きが滑らかで、なるほど、ああいう表現の仕方があるのか、と感心した。
それにしても、大竹さんは歌が上手い。大女優つかまえて、“上手い”だなんて失礼ではあるが、いやはや、感服した。また、2幕の衣装には驚愕した。あの衣装を着こなす、大竹さんは本当に凄い。
他の役者さんも、それぞれ凄かった。皆さん、実力のある方々ばかりで、観ていて辛い感じは無かった。また、子役さんも上手く、素晴らしい演技だった。
上演時間は、案外短かった。1時間やって25分休憩、そして、1時間位だっただろうか。楽しめた事は楽しめたが、自分は1回で良いかな、という感じであった。
約2年ぶりのシアタークリエ。客席が地下だという事をすっかり忘れていたが、座席は、ほどほどの席で観易かった。
今回、何より驚いたのが、猫。猫が出てくるという事は知っていたが、どういう風にして出るのか、楽しみであった。今回実際に見て、なかなか動きが滑らかで、なるほど、ああいう表現の仕方があるのか、と感心した。
それにしても、大竹さんは歌が上手い。大女優つかまえて、“上手い”だなんて失礼ではあるが、いやはや、感服した。また、2幕の衣装には驚愕した。あの衣装を着こなす、大竹さんは本当に凄い。
他の役者さんも、それぞれ凄かった。皆さん、実力のある方々ばかりで、観ていて辛い感じは無かった。また、子役さんも上手く、素晴らしい演技だった。
上演時間は、案外短かった。1時間やって25分休憩、そして、1時間位だっただろうか。楽しめた事は楽しめたが、自分は1回で良いかな、という感じであった。
2009年11月25日
『Live,Love,Drive. 死神の精度』
MINERVA WORKS #1 『Live,Love,Drive. 死神の精度』を観劇。
ここ最近、ずっとミュージカルだったので、久しぶりに芝居観たなぁ、という感じ。
もともと、自分は普通の芝居しか観なかった(ミュージカルは敬遠していた)ので、実のところ、こっちの方が安心感がある。
そういうのも含め、この舞台は大変楽しめた。睡眠時間が短かったので、途中で眠くなったらどうしようか、とも思ったのだが、そんな心配は無用だった。約2時間というのもあったが、とても短く感じた。
まだ、日曜日まであるので、詳しくは書かないが、この“Live,Love,Drive.”が何故付いているのか、という疑問は晴れた。そういうことですか、と。
というのも、原作も読んでいないし、あまり情報が無いままで行ったので、この意味が全く解らなかった。なんか長いタイトル、という印象でしかなかった。しかし、観終わってから納得させられた。
それにしても、役者陣が凄かった。羽場さんは良い声だし、この役のキャラも良かった。そして、芳本さんの老女は、違和感無く見ることが出来た。岡田さんの汗の量には驚いたが、さすがの演技。他の方々も、やはり凄かった。
ただ一つ。今回、前方で観たのだが、恐らく、中~後方の席の方が観やすいと思う。随所で、スクリーンに文字やらを映すのだが、前方だとそれが見えなかったりしたからだ。
抽象的で申し訳ないが、こんな感じで今回は終わりにしたいと思う。では。
ここ最近、ずっとミュージカルだったので、久しぶりに芝居観たなぁ、という感じ。
もともと、自分は普通の芝居しか観なかった(ミュージカルは敬遠していた)ので、実のところ、こっちの方が安心感がある。
そういうのも含め、この舞台は大変楽しめた。睡眠時間が短かったので、途中で眠くなったらどうしようか、とも思ったのだが、そんな心配は無用だった。約2時間というのもあったが、とても短く感じた。
まだ、日曜日まであるので、詳しくは書かないが、この“Live,Love,Drive.”が何故付いているのか、という疑問は晴れた。そういうことですか、と。
というのも、原作も読んでいないし、あまり情報が無いままで行ったので、この意味が全く解らなかった。なんか長いタイトル、という印象でしかなかった。しかし、観終わってから納得させられた。
それにしても、役者陣が凄かった。羽場さんは良い声だし、この役のキャラも良かった。そして、芳本さんの老女は、違和感無く見ることが出来た。岡田さんの汗の量には驚いたが、さすがの演技。他の方々も、やはり凄かった。
ただ一つ。今回、前方で観たのだが、恐らく、中~後方の席の方が観やすいと思う。随所で、スクリーンに文字やらを映すのだが、前方だとそれが見えなかったりしたからだ。
抽象的で申し訳ないが、こんな感じで今回は終わりにしたいと思う。では。