2011年5月17日

『レ・ミゼラブル』5月15日(日)・夜

 この回は、帝劇100周年感謝デーでした。だからというわけではないのですが、S席で観劇。しかしながら、あまり集中できず。上演前から、もしかしたら? とは思っていたのですが、やはり。後ろの席に団体のお客様がいらして、それは良いのですが、関西からいらした方々のようだったのです。それで、上演前に結構話されていたので、まさか上演中に喋ったりしないですよね? と思っていたら、案の定、ときどきではありますが、3箇所くらいで話しているではないか。まあ、でもね、せっかく遠方からいらして観劇されているわけですし、集中はできないけれどもいいかと諦めていました。でもですよ、さすがにエピローグあたりで話すのは止めましょうよ。んもう、いいけどさ。あとは、前の席の方がときどき微妙に前屈みになっていらしてですね、やはり見えなくなるものなのだなぁということを痛感。そして、それだけではなく、お隣の方が携帯電話の電源を切っておらず、上演中に視界の端にピカピカと光が。カバンに入れていても、液晶の光は結構光ってしまうので、電源を切らなければダメ。音とバイブを切っているからいいとかそういう問題ではないのです。せめて、液晶を下にして入れてください。なんで切らないのだろうか。電源を切っていてメールを受信できなくたって問題ないのに。どっちみち返信できないのだから。頼みますよ……。

 と、愚痴を書いていても仕方がないので、切り替えて。今回ですね、2階の上手側で端の方だったもので、今まで見えなかったものが見えて、それは大変面白かったです。
 赤線地区(ラブリーレディ)の場面で、娼婦の役者さん達の後ろに背中を向けて座っている方が2人いらっしゃいます。この方達、舞台のスタッフさんだという話は存じ上げていたのですが、その仕事ぶりを今まで見ることができませんでした。それが、今回ちらっと拝見できました。すごい早業。あそこでファンテの早替えをしているのですが、うっかりそこばかり見てしまいました。見るところが間違っていますよね。すみません、クセでね。自分も以前、エンタ系の裏方をしていたもので、どうもこう、裏方の人の仕事ぶりは気になるのです。だから、実はレミゼで毎回気になっていることがあるのですが……。それはいいか。

 さて、本題。この回の目的は、笹本エポと新妻ファンテ、そして、折井コゼを観ることでした。今期、この3人を必ず観たかったのです。なので、他の観劇日との兼ね合いを模索していたら、この日になりました。
 笹本エポニーヌは、2009年に拝見しているので2回目でしたが、この方はやはり上手いです。他のエポとは解釈や動作が違う箇所があって、それを発見するのも面白いですし、また、2003年から演っていらっしゃるので、9年目ですか。いつも思うのですが、この方の普段の写真を拝見しても、いまいち、エポと繋がらないのです。きっと、あるときからスイッチが入るのだろうなぁ。
 新妻ファンテーヌは、前公演までエポでしたが、今期からファンテですね。なるほど、納得です。もともと確か、最初のオーディションはファンテで受けていらしたのですよね。でも、年齢が若すぎるという理由でエポになったのでしたっけ。そういう事情を頭に入れながら拝見したら、なんとなくですが納得しました。エポも合っていましたが、ファンテも合っていますね。ていうか、ファンテ良かったです。今まで観たファンテの中で、一番好きかもしれません。
 折井コゼット。いやいや、コゼットでした。前公演はアンサンブルでマテロットでしたが、そのときにコゼットっぽいなと思っていたら、今期コゼですよ。高音も問題なく出ていましたし。さすが。レミゼとは関係ないのですけれど、ちょっと豆知識で、この方のお母様は「レディス4」という番組に御出演されている方だったり。
 そいで、他の方達。別所バルジャンは、“一週間ぶり!”(先週は朗読劇でした)と勝手に思いながら。今ジャベールは、結構タメルよねーと思いながら。山崎マリウスは、しっぽ(髪)ついたね、あと、タ行とサ行はあんなに抜ける感じの発声でしたっけ? と思いながら。駒田テナルディエは、相変わらずの安定感と思いながら。阿知波マダムテナルディエは、今期3回目の拝見なので、とにかくカーテンコールは衣装が重そうと思いながら。上原アンジョルラスは、前回拝見したときよりも上手くなっているなと思いながら。

 総合的にこの回は、良い回でした。集中して観られたらもっと良かったのだけれど。まあ、贅沢は言わんさ。あ。そういえば。カーテンコールで、バルジャンがマリウスからコゼットを引き離す、ちょっとした戦いを観ることができました。別所さんのときに繰り広げられているというのは、どちらかで拝見していましたが、いやあ、観られて良かった。そして、ファンテを抱えてクルクルするバルジャンも観られました。ああいう小ネタ好きです。
 


2011年5月15日(日)夜の部
ジャン・バルジャン―別所 哲也
ジャベール―――――今 拓哉
エポニーヌ―――――笹本 玲奈
ファンテーヌ――――新妻 聖子
コゼット――――――折井 理子
マリウス――――――山崎 育三郎
テナルディエ――――駒田 一
テナルディエの妻――阿知波 悟美
アンジョルラス―――上原 理生
グランテール――――土屋 研二
クールフェラック――杉山 有大
ジョリ―――――――土倉 有貴
コンブフェール―――後藤 晋良
フイイ―――――――鎌田 誠樹
レーグル――――――清原 邦仁
バベ――――――――HILUMA
ブリジョン―――――田村 雄一
プルベール―――――五葉 隼人
モンパルナス――――藤田 玲
クラクスー―――――高舛 裕一
買入れ屋――――――坂本 幸香
マテロット―――――穴田 有里
ファクトリーガール―池谷 祐子
ジベロット―――――中村 美貴
マダム―――――――谷口 ゆうな
少年1―――――――野田 久美子
少年2―――――――高田 亜矢子
かつら屋――――――三戸 亜耶
リトル・コゼット――蒲生 彩華
リトル・エポニーヌ―清水 詩音
ガブローシュ――――加藤 清史郎
指揮――――――――塩田 明弘
          (敬称略)
2階S席上手側にて鑑賞。