人と一緒にいても、孤独だと感じている人は世の中に多いのだろうか。人といることで、孤独を解消出来る人はもちろんいる。人といて、それでも孤独を感じている人は、その孤独感は人で埋められるものではないのかもしれない。そういう場合は、"自分と仲良くする"ことをまずはやってみた方がいい。自分のしたいこと、本当の望み、本音。それらを抑圧してはいないか(とはいえ、現状に於いて、法に触れたり、倫理に反することは、それらに含めない)。
抑圧をしているものは、こうあるべき、や、こうしなければ、という固定概念。〜すべき、〜しなければ、は、本当の望みがあって、そちらに意識が向いていても、意識をそれまでにあった場所に戻すため、無意識的に自分に言い聞かせるために使っているものと考える。それは、世間体や一般的など、普通はこう、という世界の囚われ。世間体を気にするのは、意識が外に向いているためであろう。どう見られるか。それらを変えられないのは、頑なさが邪魔をしている。他の因子も絡んで出来ている、そういう囲いをとっぱらえるといいのだが。どこか一辺が崩れれば、他も崩れる。視界が開ける場所に行けるのに、それらに囚われていることで、行けないのはもったいない。いきなり、実際に行動に移すことは難しいかもしれないが、意識が変わると、日々の行動、周りの見え方が少しずつ変わってくる。その積み重ねで大きく変わる。それは、意識が自分に向いているということで、結果的に"自分と仲良くする"ということでもある。
孤独を感じられる人というのは、幸せな人でもある。人といる状況が、その人の価値観の上での普通であり日常、そうでない状況が、非日常。孤独を感じない人は、一人でいる状況が普通であり日常、人といる状況が、非日常。そこから、人といて孤独を感じる人は、一人の時間を増やすといい。人といる状況が慢性化しているのではないか。ならば、その状況を減らしてみることで、人といることに有り難みを感じられるようにしてみたらどうか。即ち、一人の時間を増やすというのは、"自分と仲良くする"ということに繋がる。